旅の3日目。今日は、船上山(せんじょうさん)を中心に、大山の裏側を回る。
昨日も訪れた枡水高原。
通常ならここから鍵掛峠まで行けるのだが、現在崩落の恐れがあり通行止め。迂回路に回る。
鍵掛峠に到着。
大山の南壁が展望できる人気のスポット。駐車場もいっぱい。
雲が日本海から上がり、山頂から下る。途切れそうもない。
通行止めのゲート近くまで行く。車は通れないが、人は潜れそうだ。
先に、グループが歩いている。自分も付いていく。
グループの年長の方に教わり、三の沢まで来た。枡水高原から一、二、三の沢と続き、それが崩落の危険あり。
三の沢の下流。
上流。
雲は次第に広がっている。
駐車場に戻る途中。通行止めなのに、何故か片側通行の信号。
大山の南壁を振り返る。
遠く、下界には雲海が見える。
鍵掛峠から南へ下り、御机の茅葺小屋に到着。知る人ぞ知る撮影スポットである。
南壁の雲がいつの間にか消えている。
小屋の前には、借り入れ前の稲田が広がる。
コスモスの向こうに茅葺小屋。暑かった夏が過ぎて、季節はもう秋だ。
続いて、鬼女台(きめんだい)展望台に行く。位置的には岡山県真庭市だが、鳥取県との県境にある。
展望台に向かう。
標高は869m。
展望台は少し先。
展望台に上がる。
周囲はススキの原。
鳥取県側に大山の南壁が見える。
岡山県側に、たぶん蒜山。
大山から反時計回りに360度見渡す。
展望を堪能し、駐車場に戻る。
野アザミ?の花にチョウチョが止まっている。
鬼女台から北に戻り、奥大山を経て、約1時間、車で走る。船上ダムに到着。
今日のメイン、船上山。切り立った崖は屏風岩。
ダムを回り、千丈滝展望駐車場。たくさんの人が撮影している。
千丈滝。
船上山。
千丈滝から船上山。
少し先の、船上山展望駐車場。
船植山。これから、あの上に登る。
船上山登山口駐車場。
東コース登山道入り口。
マップを確認。登山の主な目的は、千丈のぞきと滝のぞき。
登山開始。
船上山は途中まで草原が続き、途中から崖がそそり立つ、面白い地形。コースは崖の下を行く横歩きと、山頂へ向かうコースの2通りある。
草原地帯を行く。
駕籠立て場跡。隠岐から帰還した後醍醐天皇が京へ登る途中休憩したとか。
横歩きと山頂コースの分岐。
山頂に向かう。
坂を登る。
山頂が見えてきた。
小屋がある。
船上山休憩舎。
船上山行宮跡の石碑。行宮(あんぐう)とは、一時的な宮殿のこと。隠岐に島流しになった後醍醐天皇は、隠岐を脱出し、船上山に鎌倉幕府倒幕の拠点を設けた。
山頂から5分くらい下ると、千丈のぞき。(船上山の実際の山頂は少し離れたところにある。)
笹をかき分け…
岩場を下り…
千丈のぞきが見えてきた。
手前の岩の下を回り…
先端に行く。のぞきはこれが限界。これ以上は危険。
草原の方をのぞく。
周囲を見渡す。
千丈のぞきの岩の上で、おにぎりを食べながら、しばらく過ごす。
無事、のぞきを終えて広場に戻り、船上神社に向かう。マップでは、滝のぞきは神社の先。
山頂からのコースがよく分からなかったが、船上神社まで600mの案内がある。
船上神社の前に到着。まっすぐ行くと滝のぞき。
神社は帰りに寄ることにして、先に滝に向かう。
背の高い笹が覆う。
途中で、帰ってくる若者に出会う。道を確認すると、「もう少し先です。怖いですよ。」
沢を越える。
滝の上に到着。ここは雄滝。
滝の上流側。
滝のぞき。
滝の下を見たいが、ここが限度。
向こうには屏風岩。下に横歩きコースが見える。
滝の音を聞きながら、しばらく過ごす。
雄滝のほかに、もう一つ雌滝がある。位置的には雄滝の手前になる。来るときに跨いだ沢の先が、雌滝かもしれない。帰りに通ったので、先端まで行こうかと思ったが、距離がありそうなので引き返す。
船上神社に戻る。
神社の裏に、大山への縦走路入口がある。
奥の院へ。
奥の院。
ここで後醍醐天皇は倒幕の計画をめぐらせた。登るだけでも大変なのに、そのエネルギーと言うか執念に思いを馳せる。
神社から、山頂広場に戻る。
山頂広場。右が、船上神社に行った道。左が、正面登山道への道。少し分かりにくい。
正面登山道を下る。滑りやすくロープ伝いに下りる。
道なき道だが、テープがあるので間違いない。
道と言うか、乾いた谷を下る。
屏風岩が上に見えるところまで下りてきた。
登山口に出る。登るとき、分岐に「正面登山道があるが、急峻で健脚向き」とあったが、これは登れない。
先ほど登った滝のぞきが遠くに見える。
雄滝にズームイン。
横歩きコースを戻る。
千丈のぞきは、あの上。
崩落した岩塊。
ここにも登山口があるのかと思ったが、ロッククライミングの人だった。
草原地帯を行く。
下に船上山ダムが見える。
遠くには日本海。
屏風岩の下を歩く。
分岐合流地点に戻る。
登山口に向けて下る。
駐車場が見えてきた。
登山終了。約3時間だった。駐車場で、地元の中年男性と話す。大山に登ろうとしたが、駐車場がいっぱいで断念したとのこと。収容台数の1.5倍の車が来たとか。昨日の混雑振りを思うと、さもありなん。
帰りに、奥大山休暇村で風呂に入って帰ろうと思ったが、入浴も人数制限で順番待ち。ゆっくりできないので諦める。
そのまま帰路に着く。
今日も、おにぎりをかじりながらの登山だったので、夕食は高速に入り、七塚原SAで取る。
今回の行程図。大山にも登り、絶景もたくさんあって、満足した旅になった。
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