2021年7月20日火曜日

十津川村 (2021. 7.20)

 熊野古道は2019年に、中辺路の一部(発心門王子~本宮大社)を歩いたことがある。今回は、小辺路。小辺路は、高野山から本宮大社に至る約80㎞の参詣路で 、今回歩くのは十津川村から標高1000m越えの果無峠を越える、およそ15㎞のコースである。所要時間は7時間以上はかかるだろうから、十津川村を朝出発するために、前日に十津川温泉に宿泊する。十津川温泉には、近鉄の大和八木駅から奈良交通の新宮行バスを利用することになる。

 

新幹線で新大阪まで。環状線で鶴橋まで行き、近鉄大阪線に乗り換える。大和八木駅で下車。

 

南口のバス停。

 

9:15の新宮行バスに乗る。新宮行は1日に3便。

 

バスの中に表示されている所要時間。十津川温泉まで4時間20分。十津川村までの移動が、一仕事である。大和八木~新宮線は、日本で一番長い路線バス。走行距離166.8㎞、停車場は168。生活の足として途中、幾人かの乗降があるが、長距離移動の乗客は、十津川温泉まで自分と、新宮までの年配女性の2人だった。


途中、トイレ休憩を兼ねて、3カ所で10~20分間停車する。その中の1つ、上野地バス停。ここは20分間停車してくれる。


観光名所の、谷瀬の吊り橋がある。

長さ297m、高さ54m。谷瀬集落の人々が協力して作られたそうだ。詳しくは十津川村観光協会のサイト。


バスの停車時間が限られているので、さっそく渡る。

 

けっこう揺れるが、怖くはない。


吊り橋の中央あたり。


五条方面。

 

十津川方面。

 

対岸に到着。

 

すぐに引き返す。


入り口に戻る。


時間があれば、楽しく過ごせそうなところ。


5分前には戻れた。


13:40、十津川温泉バスセンターに到着。


バスセンターの横に足湯があったので浸かる。


この近辺で唯一のコンビニ風の店。明日の昼食用にパンを買っておく。


日陰の無い、直射日光は暑い。とりあえず橋を渡る。


下流にダムがあり、十津川はダム湖になっている。遠くに見えるのが、果無山脈。明日はあそこを越えるのだが、この暑さのなか、大丈夫だろうか心配になる。


左は新宮へ。右の昴の郷方向へ歩く。


向こうに見える吊り橋は、小辺路への入口になる柳本橋。


昴の郷に到着。


暑さにまいっているので、休憩もかねて風呂に入る。


ゆっくり休んだ後、芝生広場の前のトンネルに入る。


トンネルを抜ける。。


出たところが柳本橋。時間が早いが、そとを歩き回る元気もないので、宿に向かう。


途中にあった、野猿

 

十津川村特有の「人力ロープウェイ」。


自力で綱を手繰り寄せて進むらしい。猿が木のつるを伝って行く様子に似ている事からこの名がつけられた。


川辺に下りて、今日は眺めるだけ。

 

対岸。


早めに宿に到着。静響の宿 山水。普通は素泊まりだが、この環境なので、今回は2食付きにした。


こんな山間にある宿。


部屋の窓から。一晩中、川のせせらぎが聞こえた。


⇒熊野古道<小辺路>① (2021. 7.21)へ


0 件のコメント:

コメントを投稿