2年前の今頃、水分峡に行った。2018年夏の豪雨の前だった。そのとき、呉娑々宇山登山口の案内板を見て、変わった名前の山だなと思ったのを覚えている。
最近、新型コロナウイルス感染の影響で、公共交通機関を使用しないで、車で行けるとこを選んで訪れている。今回登ることにした。呉娑々宇山、「ごさそうさん」と読む。この珍しい名前の由来ははっきりしないが、「五社宗山」、「御山荘山」から来ているともいわれる。府中町HPのマップを参考にした。
前回はバスで、広島駅から水分峡入口まで乗ったが、今日は広島高速の矢賀で下りて、公園管理事務所の駐車場に行く。ただ、着いたのが開門の8時前だったので、入口に停めさせてもらい歩き始める。時刻は7:10。
水分神社。
前回はここをまっすぐ進み、峡谷沿いに歩いた。今回は左に曲がり、岩屋観音コースを行く。それにしても、立入禁止の看板が立っている。豪雨の被害からまだ復旧されていないのか。
看板を見て戸惑っている自分に、「行けますよ」と登りなれたシニア男性が教えてくれた。
遊歩道を登る。
最初の休憩所。休憩するにはまだ早い。
木段を上りきると尾根筋に入る。
尾根を下りると、別コースとの分岐合流地点。
一枚岩の上を行く。
石段の下に到着。
上りきると岩屋観音跡。
広場の奥の分岐を「高尾山」の方向に曲がる。
石段を登る。
短いはしごがある。
その上が展望台。ネットでよく見る光景。
すでに上った、松笠山と二ヶ城山。
3本の鉄塔が目印の白木山。
大岩の上に上がる。
大岩の下。
大岩の上から、広島市街。
西に、白い建物が目印の大茶臼山。
「南無阿弥陀佛」の刻まれた石碑の裏側。
呉娑々宇山に向かう。
展望岩から下る。
分岐を右に登る。
マップで岩場注意とあった所。
ロープ伝いに登る。
尾根伝いに、次の通過ポイント、高尾山に向かう…
と思ったら、すでに高尾山頂上だった。現標高、424.5m。公園管理事務所の標高が80mくらいなので、350mくらい登ったか。
高尾山からは、いったんかなり下る。
登り返す。
しばらく尾根伝いを行く。急登りは少ないが、緩やかなアップダウンを繰り返し、徐々に標高を上げる登山。その分だけ、距離は長い。
展望の開けた場所に出た。
たぶん、電波塔のあるあたりが、呉娑々宇山山頂。
第1の鉄塔を通過。
また下る。
登り返す。
第2の鉄塔を通過。
林道に合流する。
林道をはさんで登山口がある。休憩所があるので、ここで本格的に休憩する。
登山道に入る。
植生が変わり、杉林になった
杉林を抜け、緩やかな坂を登る。
水分峡からの登山道との分岐合流地点。
ほどなく、バクチ岩。どこか他にも、同じ名前の岩があったが思い出せない。(跡で調べたら、江田島クマン岳だった。)
このあたり、ほぼ平坦な道。
遠くに電波塔が見える。まだまだ先だ。
呉娑々宇山の矢印がある。ひたすら歩く。
最後の登り坂か。
電波当が近くに見える。
岩場を登る。
電波塔の下に出る。登山道の矢印。マップで見ると、電波塔のすぐ近くが山頂なのだが…
電波塔の後ろが山頂だった。
呉娑々宇山、標高682.2m。
残念ながら展望は良くない。岩屋観音跡が、いちばん見晴らしがきく場所だった。
しばらく休んで、下山開始。
水分峡まで4km。
登りの岩屋観音コースとの分岐。下りは、水分峡に向かう。
「もう少し」。登りの人のためのメッセージ。府中中央小学校5年生より。
林道に出る。マップで見ると、くだりは何度か林道をまたぐことになる。
登山道の入口(出口)。特に案内はない。
登山道に復帰する。
鉄塔を通過。鉄塔が目印になる。
駐車場まで2.6km。
また林道に出る。
林道をはさんで、今度はきちんと案内があった。
登山道に復帰して、道が2つに分かれていた。特に案内はないので、ピンクテープのある左の道を進む。
途中、妙な感じましたが、引き返すのも面倒なのでそのまま進む。ピンクテープの先、道は見当たらない。今日はすでに2回、滑って転んでいる。ここからどうするか。しばし迷う。
結局、道なき道を下りる。木とネットに掴まりながら、こんなところを下りた。
少し離れたところに、ちゃんとした出口があった。先ほどの分岐を、ピンクテープとは違う右に行くとここに下りてくるようだ。あのピンクテープは何だったのだろうか。
ここから林道をはさんで登山道に戻る。
気を取り直して歩く。
峡谷をはさんで向こうに、登りに通った岩屋観音コースの尾根。
「はげましあって」。小学5年生のメッセージ。登ってきたシニア男性に道の確認を聞かれる。自分が下ってきた道を、説明して差し上げる。山頂までかなりあるが、無事登られただろうか。
展望台の下に到着。展望台だが、あまり展望はなさそうなので通過。
水分峡に戻る。
峡谷沿いに巨岩。
振打岩(ブリッジ岩)。
今年は、京都の青もみじも見れそうにないと思いながら、緑のカエデの道を行く。
前回来たよりも様子が変わっている感じがする。水害の跡。
水分神社に戻る。
入口の公園では、平日なのにハイキングの人も多い。ウイルス感染のため、街に出られない人たちがここに来て楽しんでいるようだ。
歩き始めた場所に戻る。時刻は12:12。約5時間の山登りだった。
管理棟は閉鎖中。
散り始めた桜駐車場を後にする。
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