2020年4月3日金曜日

観音寺 (2020. 4. 3)

香川県の西部に伊吹島がある。観音寺から船で25分のところ。伊吹島から始めて周辺を巡る1泊2日の旅を考えた。新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、躊躇したが、香川県はその時点で、高松市に2名の感染者なので、万全の注意を払って旅をすることにした。
1日目、伊吹島と観音寺市内の観光。
観音寺に宿泊し、
2日目、午前中に塩飽諸島のひとつである高見島を訪問し、善通寺に参拝する。

岡山まで新幹線。岡山から、松山行き特急しおかぜに乗車する。途中、丸亀付近で見えた、飯野山、通称讃岐富士。いつか登ろうと思う。

10:30、JR観音寺駅に到着。

川沿いに港に向かい歩く。

約20分で観音寺港に到着。

伊吹島行き旅客船の切符売り場。往復券を買う。

11:20の船に乗る。1日4便出ている。帰りは伊吹島発13:30の予定。

観音寺港を出る。

船のデッキから。手前の小さな山が、伊吹島から戻った後に登る琴弾山。

25分で伊吹島に着く。

観光マップで確認。帰りの船まで約1時間半。半周は、余裕で回れるだろう。

平地はなく、最初から登り坂。島民の移動はバイクのようだ。

瀬戸内芸術祭の開催地のひとつでもあったので、各所に案内がある。

トイレの家。

旧伊吹島小学校の校庭内にある。

実際のトイレとしても使用できる。

小学校の前に伊吹島神社。

石段を登る。

伊吹島神社。

神社から周遊路に戻る。のりあいバスのりば、バスといっても狭い道なので、軽自動車のようだ。

伊吹島郵便局。

伊吹島のなかで一番見たいと思うのが、芸術祭の作品である「伊吹の樹」。周遊路から逸れて、「伊吹の樹」がある伊吹産院跡に向かう。

伊吹産院跡、通称、出部屋。昔は、出産を終えた女性が乳児と一緒に1ヶ月ここで生活した。

「伊吹の樹」は産院跡の敷地にある。

海側から見る。

作品の内側には鏡がありつけられている。

島の中央部に向かう。

鉄塔があるので、島の一番高い位置か。

いりこ工場が見える。いりこが島の特産品である。

今回、花見を見送った荘内半島と、先日訪れた粟島

菜の花の横の道を進むと、いろいろあるようだが、今日は時間がないので、ここは周遊路を進む。

緊急用のヘリポート。

木の下にハートのベンチ。

ハートのベンチ。これも芸術祭作品か。

中央にかすんで見えるのが、魚島

港に向かい坂を下る。

大きな椅子への、手作りの案内があった。ここを曲がる。

海岸までは急な坂道。

大きな椅子。これは芸術祭の作品ではないそうだ。

意味不明感が面白い。

当然、椅子には座れないので、椅子の下で一服する。

坂を登り周遊路に戻る。

アサギマダラ飛来地。渡りをするチョウチョだが、しばらく考えて、大分県の姫島に行ったとき見たのを思い出す。

港の見えるところまで戻ってきた。

小さな公園がある。

伊吹島は日本で唯一、平安時代の京都のアクセントを残す貴重な島で、言語学者の金田一晴彦が訪れた。そのとき読んだ歌の歌碑が建つ。

港に戻る。左の建物は、いりこ特売所。

船の待合所。

しばらく時間があるので、島の東側の方へ歩く。いりこ加工場。稼動はしていない。

あの先に加工場がたくさんあるようだが、ここで引き返す。

13:30発の船に乗る。

出航を待つ間に、船のデッキで昼ごはん。

 伊吹島港を出る。

島の東部、加工場が並ぶ。

船のデッキから、伊吹島の全景。

観音寺港に戻る。

財田川沿いを琴弾山に向かう。

財田川にかかる新琴弾橋を渡る。

橋の上から。干潟に水鳥が休む。

琴弾公園に到着。

ここから登る。

急な階段が続く。

 車道と合流。

展望台があるので行ってみる。

天狗山展望台。

ここからは観音寺市外が見渡せる。

琴弾山に登った目的地である、銭型展望台。

象ヶ鼻岩。

岩の上から、銭形砂絵を見る。
 有明浜の砂に描かれた「寛永通宝」は、東西122m南北90m、周囲345mもある巨大な砂絵で、琴弾山山頂から見るときれいな円形に見える。寛永10年(1633)藩主、生駒高俊公を歓迎するために、一夜にして作られたといわれ、他に類を見ないものといえるだろう。この銭形を見たものは健康で長生きができ、お金に不自由しないと伝えられている。近年銭形を見て宝くじを購入した人が高額をあてたことから金運スポットとして知られ、多くの観光客が訪れている。テレビ「銭形平次」のタイトルバックにもなりました。(うどん県旅ネットより)

先ほど訪れた伊吹島。

展望台の近く、琴弾神社に上がる。

自分が歩いて来たのは裏参道で、こちらが表参道。

琴弾神社。

神社から車道に戻り進む。頂上駐車場。車で来ることができる。

車道から観音寺(寺院)に下る歩道があった。観音寺は町を表すときは「かんおんじ」、お寺を表すときは「かんのんじ」と、読み方を使い分ける。

第六十八番札所、神恵院。参拝する。

 クスノキの大樹。

大樹の向こうに仏像。

薬師堂に上る。

薬師堂。

薬師堂から見下ろす。お遍路さんが参拝している。

最初、神恵院を観音寺と思ったが、こちらが第六十九番札所、観音寺。 神恵院と観音寺は同じ境内にあることを知る。ここも参拝。

神恵院と観音寺を後にする。

山門を出る。

観音寺から琴弾公園に戻るが、途中にある根上がり松に上がる。

根上がり松。

根がむき出しになって、怪物の足のようだ。

一帯の松も、根が現れて、ミニ根上がり松になっている。

満開の桜の道を公園に向かう。

先ほど見下ろした銭形砂絵は、公園の中にある。

中には入ることができない。年に2回、地元ボランティアが形を整えている。

銭型の左側から。「寛永通宝」の「寶」(旧字体) の「ハ」の部分。

銭形砂絵を回り、松林を浜辺に向かう。三保の松原ほど密集はしていないが、広大な松林だ。

浜辺に出る。

有明浜。実は、昨日、ネットで見た映画「青春デンデケデケデケ」の舞台が観音寺だった。何か因縁めいたものを感じる偶然だった。その中で、主人公たちが夏の海水浴に出かけたのが、この浜辺だった。

伊吹島が見える。島の形からすると、自分が登った中央地点は、島の最後部ではなかったようだ。

遠浅の浜辺で、砂地が薄く現れている。

北に荘内半島。

10分ほどで、砂地を満ち潮が覆った。

 浜の南の方、琴弾廻廊に向かう。

日帰り入浴ができる。

風呂上りには海に面したテラスで休める。

少し早いが、ここで夕飯にする。

銭形砂絵は、日没からライトアップされる。少し早いが、もう一度展望台に登り、日没を待つ。今日はあいにく曇り空だが、つかの間、太陽が見えて、海面に陽の道ができた。

今日の日没は、18時半頃。確かにその頃、ライトは点灯されたが、ライトアップが際立つ暗さには、もう少し時間がかかった。待つこと1時間。ライトアップの砂絵を見ることができた。

スマホのカメラでは、ピンとも露出も難しい。

展望台を後にする。

登山道の下り口で。

スマホのライトで照らしながら下る。

琴弾山を下りたところ。夜桜。

先ほど、展望台でライトアップを待つ間に聞いた、自動音声観光案内で、琴柱池にかかる2つの赤い橋の事を聞いた。映画に出てきた橋なので見たいと思ったが、2つの橋は暗闇の中、別の赤い橋には灯りがあったので撮影した。(ロケ地はこのページで)

大鳥居があったが、ここが琴弾神社の入口か

三架橋を渡り、ホテルに向かう。

ホテル前に到着。駅から近い。観音寺駅が見える。

ホテルサニーイン。素泊まり1泊5500円。

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