朝7時、JR前空駅北口に出る。
北方向に歩き、登山口に向かう。途中で見える山々。あれがこれから登る山だろうか。
新幹線の高架下を通り…
高速道路の下を通り…
登山道入口に着く。
高見川ルート登山口の表示。
少し歩くと分岐があった。マップでは川を4回越えるようになっている。左の川の方へ進む。
川を渡る。
しかし、道の先がないようだ。しばらく、うろうろしたが諦めて引き返す。
分岐に戻り、林道を行く。いつも、マップを見て勝手に想像し早合点してしまう。
橋がかかっていて、川を右川左に横切る。なるほど、これがマップにある川越のことか。
選鉱所跡。それらしき遺跡は見当たらない。
ただ、低い石垣があるので、人がいた気配はある。
今度は、川を歩いて渡る。専門用語では、渡渉というらしい。
高見山・船倉山の道標があるので、道に間違いはない。
さっき脇道に逸れてさまよった?ので疲れた。大石があるので少し休む。
道は川の左側で続いている。
下に高見川が流れる。川をもう一度渡渉して、登山が始まる。
鉱山跡があって、そこから曲がるらしいが… ここが鉱山跡か。
川を渡る。
岩場を登る。登山開始…
と、思ったら道が平坦になった。
大野鉱山跡の標識がある。ここを渡って登山開始か。さっきの渡渉は何なんだろう。
鉱山跡。奥からひんやりした風が出ている。後で調べたら、日中戦争で特殊鋼の需要が増した昭和13年から19年まで採掘されたらしい。5~60人の人が働いていた。見たときは、規模からして、もっと古い江戸時代のものかと思い、よくここに鉱石を見つけられてものだと不思議に思ったが、納得した。詳しくはここ。
もう一度川を渡る。
鉱山労働者の住居の跡か。石垣横の急な坂を登る。
上から見下ろしたところ。かなりの急登だ。
見上げると、三倉岳を思わせる峰が見える。あれが高見山か。
さらに急登が続く。
滑りやすい真砂土だが、靴を新調したので滑りにくい。
西に経小屋山が見える。
登りきると分岐にでた。左は登ってきた道。手前は鉄塔への道。登山道は前に続く。
とりあえず鉄塔まで行くが、引き返す。
緩やかになった登山道を行く。
次の鉄塔を通過。
鉄塔の下から、厳島。
雨水でえぐられて足元が悪い道。
また分岐がある。
道案内は倒れているので、どちらを示しているのかわからない。
左の登りへ曲がる。
しばらくして、高見山山頂に到着。標高559m。平地から歩き始めたので、実質の標高差。
高見山山頂から、船倉山?(後で気づいたが、高見山と船倉山の間にピークがある。手前はそのピーク。)
廿日市・五日市方面。
木々の間に弥山。
経小屋山。
高見山を下る。
下ってすぐ、展望のいい岩がある。
岩の上から、厳島がよく見える。
坂を下る。
ピークに向けて登り返す。
林の中を登る。
しばらく登ると分岐があり迷うが、ここは右の登りを選ぶ。ピークはまだ越えていない。
ピークの頂上あたり。
ピークを下る。
道が合流する。たぶん、登るときの分岐のもう一つの道は、ピークを避けて山を巻く道なのだろう。それとの合流地点と思う。
向こうに見えるのが船倉山。
沢を渡る。
また分岐がある。標識はないが調べていたので、ここは右へ。左は林道に続くらしい。
しばらく平坦な道を行く。
船倉山と白糸の滝の分岐に到着。いったん船倉山に登り、ここまで引き返してくることになる。
滑りやすい坂を登り、船倉山に向かう。
えぐられて溝と化した登山道。
急登が終わり、道が平坦になる。
分岐がある。右は下っているので、おそらく左だろう。
消えかけて手書き文字で、船倉山への矢印。
藪の中の細い道を進む。
船倉山山頂に到着。標高545.9m。高見山よりも若干低い。しかし、ピークへの登り返し、船倉山への登り返しを考えると、今日の累計標高差は700mくらいにはなるだろう。
山頂自体は展望はないが、少し離れたところに大岩がある。
岩の上から、廿日市市街と似島、江田島。
岩の上でしばらく横になり休んだあと、下山する。
分岐まで戻る。
白糸の滝に向かい下る。
先ほど登った高見山と、越えたピーク。
下りは急だ。
ひんぱんに人が歩いている道ではない。
実は、新しい靴と足の相性が悪く、登るときはさほど気にならなかったが、下るときは足先に力が加わるので、だんだん痛くなった。
王舎城が遠くに見える。あそこまで下りて、さらに宮島口まで歩く。まだ当分歩くことになる。
足の痛みに耐えて歩き続けて、遊歩道らしきところに出る。
ネットにもあった謎の小屋?
落ち葉の道を行く。水の流れる音はしたが、とうとう白糸の滝がなかった。どこかに分岐があったのかもしれないが、足の痛みばかり気になり、見落としたのかもしれない。
王舎城が見えてきた。
駐車場と美術館を繋ぐ橋。
いつも遠くから見ている王舎城。近くを通るのは始めて。この王舎城の海の見える杜美術館、宮島の大鳥居を神社側から写真に撮ると鳥居の真ん中に写る。ウィキペディアによると、そのことが外国の観光客の顰蹙を買うらしい。
王舎城から宮島口に歩く途中、登った山を振り返る。
帰りは広電。宮島口の駅に着いたのは、13:30。前空駅を出発して、6時間半の長旅になった。
今日の行程図。標識が少なく、事前に調べていないと歩けないコースだった。
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