2020年5月14日木曜日

灰ヶ峰 (2020. 5.14)

灰ヶ峰は呉市にある山である。名前はずいぶん前から知っていたが、登山口が分かりにくくそのままになっていた。今回、コロナウイルスの関係で、近くの山を登り続けている中で、今回登ることにした。登山口は何ヶ所かあるが、今回は東の平原登山口から登り、いったん神山峠に出て、大庭山まで縦走するおがかりななコース。

 呉駅前北口からバスに乗る。平原登山口近くまではバスで行く。

 AM6:50、西畑のバス停で下車。ここから歩き始める。

平原登山口は平原浄水場の北側にあると、調べてきた。浄水場といっても水は見えない。下には、遺跡のような場所もある。

入口を発見。左に「灰ヶ峰登山歩道」の案内が立っている。まっすぐに続く舗装路を登る。正面に見えるのが灰ヶ峰。あそこまで登る。

かなり登ったところ。

まだまだ登る。 標高はすでに150mを越えている。

平原登山口に到着。登山道は左折する。

灰ヶ峰山頂まで、2.2km。登山前に、ここで朝ごはんのパンを食べておく。

灰ヶ峰まではこのマップを参考にする。

登山開始。しばらくは緩やかな道が続く。

展望台まで、1.8km。山頂の展望台と別に、途中に展望所があるが、おそらく山頂のほうを指しているだろう。

銀明水まで0.65km、金明水まで0.8km。両方とも、途中にある水場である。

 大きな案内板の前に着く。ここで分岐する。

左は正面登山道、右は七曲コース。

銀明水・金明水があるのは七曲コースだと思うので、右の道を行く。

山頂まで、2.0km。さっきより増えているのは、七曲コースを選んだからか。

分かりにくい場所には、テープでなく、岩に朱色の印がある。

銀明水の前に到着。

銀明水はすぐ前。水をいただき、一休みする。

登山再開。

金明水の案内がある。登山道はまっすぐ、金明水は左に下る。ネットで読んだように、確かに間違えそうな案内だ。「中国自然道灰ヶ峰ルート 金明水」とあり、金明水から登山道が続いているように取れる。

いったん、金明水まで下りる。

銀明水のように水が流れていないのだが… パイプが外れている。本来なら、このパイプから水が出るのか。

金明水から登山道に戻る。

ツリーの形の藤がきれいだ。

登ってきた谷間を振り返る。

道がくねくねしているので、ここが七曲あたり。

最初の展望所が見えてきた。登山道は一度、車道と合流する。

展望所に到着。ここまでは急登もなく、比較的楽に登れた。

展望所から呉市街。

車道を少し登ったところに、登山道の続きがある。

ここから坂は急な登りになる。

分岐に出る。右が昔からの登山道、左は中国自然道の登山道。

右の昔ながらの道を行く。

ヒノキの林を通る。

山頂に近づくにつれて、急登になる。

灰ヶ峰休山縦走コースとある。今日は違う縦走コースを行く予定。休山には単独で登る予定。

草に覆われた東屋を通過。

山頂に近づくと岩が多くなった。

山頂が見える。

灰ヶ峰に到着。灰ヶ峰、標高737m。バス停からの標高差だと、700m弱。自転車がある。ここまで自転車で登ってきたのか。

展望台に上がる。自転車で登ってきた人が休んでいる。

展望台からの景色。左は野呂山、右は蒲刈

休山。その向こうに、音戸倉橋島

市街と江田島

広島方面tと似島

展望台で地元のおじさんに話を聞く。自分は大庭山までの縦走を予定し、灰ヶ峰からの下山に尾根コースを考えているが、右の道でいいだろうか。「自分は行ったことがないが、まっすぐ下りる道が確実だ」とアドバイスされる。

灰ヶ峰からの下山はこのマップを参考にする。

男性が一人尾根コースと思われる右の道を下ったのを見て、自分も展望台のおじさんのアドバイスに反して、右の道を下る。

道はちゃんとしている。

分岐がある。左は正面登山路と書いてある。たぶんマップで言う尾根コース分岐だと思いまっすぐ進む。

使用されてないが、休憩所もあるのでコースに間違いない。

しかし、少し行くと道が不分明。先に右に行ってみる。道が分からないので引き返し、左に行く。

道らしきものはあるが、落ち葉に覆われはっきりしない。

なんとか道と思われるものに出たが…

道が消えた! もうすでにかなり下りているので、そのまま進む。ここから苦行?が始まる。

倒木のハードルを越え、文字通りいばらの道(実際に棘のある枝を掻き分ける。気づけば傷だらけ。)やはり、展望台のおじさんのアドバイスどおり、確実な道をいけばよかったのか、あるいは、尾根分岐と判断した分岐を、案内のある方へ進めばよかったのか、後悔しても始まらない。

不安定なGPSで方向を何度も確認しながら下りる。とにかく低い方へ下りれば、何とかなる。沢沿いに下って、ようやく開けた場所に出た。

沢を越え… と思ったら、思わぬぬかるみ。脛の半分くらいまで埋まる。足が抜けなくなるほど。

明らかに人が積んだ石垣があるので、安心する。

別の場所にも、苔むした石垣。それはそれで風情があるが、今日は事情が違う。

石垣下に流れる水で、新調したばかりの靴と、靴下を洗う(先日買った靴が足に会わないので、すぐにもう1足、大きめなのを買ったのだった…)。ズボンの裾も泥だらけで、洗うわけにも行かず、ここからはまくり上げた半ズボン状態で歩く。

おお、車道が見える!

下りやすい場所を探して、下りる。自分が出てきた場所。尾根コースならぬ、とんだ谷コースになった。

大庭山への縦走路入口がある、神山峠に向かう途中、灰ヶ峰尾根コースに入口がある。何処に繋がるのか。同じように下山道で躓いた白木山同様、リベンジの対象になった。

神山峠バス停。本数は少ない。谷コース?でしんどい思いをしたので、バス停前の自販機で缶コーヒーを飲みながら、一休み。

念入りに調べてきた、縦走路入口を発見。

小さく、大庭山の矢印があるが、これは調べてこないと分からない。


縦走は、大迫山、市原山を越え、いったん八畳岩に行って戻り、大庭山から政畝登山口に至るコース。このマップを参考にした。

 まずは大迫山に向けて。

落ち葉の多い道にはテープがある。今度は大丈夫だろう。

鉄塔が見えてきた。

鉄塔が大迫山山頂だった。

市原山に向かう。

先ほどできなかった、尾根歩き。

市原山に到着。時刻は昼過ぎ。昼ごはんは、景色のいい八畳岩でする予定なので、通過。

八畳岩に向かう。

 「ワカモト」、誰だ?

一つ目の分岐があるが、ここは通過。

少し登りになる。

八畳岩への分岐に到着。左が八畳岩、右が大庭山への縦走路。いったん左に曲がる。 八畳岩まで100mとある。

100mにしては近いなと思うが、岩場になった。判読不可能な標識が立つ。

もっと先があるようだ。

標高は380m。灰ヶ峰から、350mくらい下った。

先まで行けそうだ。

先端の岩のテラス。ここが八畳岩。

呉市街と休山。

江田島方面。

大庭山と、下山する政畝団地方面。

先ほど通ってきた市原山。

八畳岩の上で、ゆっくり昼ごはん。登るときはしんどくて、もう山登りもやめようかという考えも脳裏をかすめるが、こういう楽しみがあるから、また登る。そして、不思議なことに、登る途中のしんどさは、すっかり忘れている。

分岐まで戻り、大庭山に向かう。

かなり下る。

大庭山まで、0.65km。

 展望所らしき広場が見える。

縦走路の最終地点、大庭山に到着。標高317.8m。

展望岩がある。

展望岩の上から。あそこまで下りる。

辿ってきた峰々。奥が灰ヶ峰かと思ったが、よく考えると、手前が八畳岩、その向こうが市原山になるだろうか。

大庭神社とあったが、神社らしきものがないので探したら、展望岩の下に小さな祠があった。無事下山できたことを感謝。

大庭山から下る。

政畝団地への表示がある。縦走ももうすぐ終わり。

登山口に出る。

 政畝登山口。

帰りは、汚れた靴下とまくり上げた半ズボン状態のまま、政畝団地入口バス停からバスでJR呉駅に向かう。バスは1時間に4本と、予想以上に本数が多かった。

今日の行程図。なんと行っても、道なき道の灰ヶ峰谷コース?がいちばんのイベントだった。

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