2020年6月23日火曜日

毛無山~比婆山 (2020. 6.23)

今まで登ったことがない広島県の山々を調べているときに、毛無山を知った。そして、最初は日帰りにと考えていた岡山県新見市の2つの洞窟と組み合わせて、1泊2日の旅にした。
1日目:毛無山を経由する比婆山までの縦走。その日は新見に宿泊。
2日目:井倉洞と満奇洞を観光。

中国自動車道の庄原ICで下りて北上。午前8時、ひろしま県民の森に到着。

公園センターの前の駐車場に停める。

コースはいろいろあるが、今日は連山のいちばん東、牛曳山から登り、比婆山で歩くコース。時間と体力に余裕があれば、比婆山の先の立烏帽子まで行くつもり。

センターから東方向に、牛曳山登山口まで歩く。

牛曳山~毛無山
牛曳山登山口の入口。

砂利道が終わると、登山道入り口。

ゆるやかな登りが続く。

急登を避けるように、つづら折りの道が続く。

谷沿いに登る。

何回か谷を渡る。

名前は知らないが、小さな滝があった。行く手右側。

行く手左側。

ここで一休み。今日も暑くなると思い、ペットボトルの水を2本買ってきている、1本が空になったので、ここで補充しておく。

倒木がある。山頂までここだけの1本だったが、枝が切られていて、整備が行き届いているのが分かる。

路傍に白い小さな花。

例の植物図鑑アプリによると、ミヤマヨメナ(深山嫁菜)。別名、ノシュンギク(野春菊)。

 ミヤマヨメナの道を行く。

山頂まで続いた。

牛曳山山頂に到着。結局、急登に当たる個所はなかった。

牛曳山、標高1144m。登山口からの標高差は300mくらいか。

次の伊良谷山(いらだにやま)に向かう。

公園センターからの登山道との合流点。

牛曳山から、0.3km。毛無山まで、1.6km。

牛曳山と伊良谷山はほぼ同じ高さで、登り返しのないゆるやかな道が続いた。

牛曳山を振り返る。

伊良谷山山頂に到着。

伊良谷山、標高1149m。

毛無山に向かう。

正面に毛無山、左に烏帽子山。

その左に比婆山と、突き出した山が立烏帽子。

伊良谷山から毛無山までは、少し下って登り返す。

鞍部に下りる。

登り返す。

毛無山山頂が近い。

毛無山山頂に到着。毛無山と言う名の山は日本各地にあるが、その奇妙な名前について。
”毛無山は毛=木の生えない岩山のこととされるが、逆に木が生い茂っている「木成し」に由来するという相反する説もある…“(日本列島「地名」をゆくより)

毛無山、標高1144m。牛曳山とまったく同じ高さ。

山頂広場中ほどに、周辺の山々を示す表示盤があったが、ここでの標高は1149mとなっている。2つの表示の立つ位置に5mの高低差はないので、どちらが本当か。県民の森のマップでは1144mになっている。

牛曳山、伊良谷山は眺望がなかったが、ここからは360度見渡せる。中央にかすむのは大山。

登って来た牛曳山と伊良谷山。

立烏帽子と比婆山。

烏帽子山と、2018年秋に登った吾妻山。 そのとき吾妻山からの延長で、比婆山まで行っている。烏帽子山~比婆山は、今回2度目になる。

方向的には三瓶山だが、どれかはよく分からない。

 東から南を回り西へ、パノラマ。

 山頂広場の南に、公園センターからの直登コースがある。

初老男性と愛犬が登ってきた。

山頂広場は広い。ここでゆっくり休むつもりでいたが、日が照って暑いのでゆっくりできない。

唯一の木陰で腰を下ろし、おにぎりを1個だけ食べておく。

毛無山~比婆山
毛無山から出雲峠まで下る。

150mくらいは下るだろうか。

公園センターからの直登コースとの合流地点。

毛無山から0.5km、出雲峠まで0.7km。

ききょうが丘へ寄り道。

ききょうが丘から毛無山。

本道に戻り下る。

出雲峠まで下りる。

毛無山から1.2km、烏帽子山まで1.6km。

出雲峠から毛無山を見る。

烏帽子山への向けて登る。出雲峠からの標高差は、250mくらい。この辺からヒノキが目立つ。

ヒノキの枝を横木にした階段。

野生鳥獣生息数 調査点第10号。 ツキノワグマだろうか。気になったので、熊鈴をつける。

沢伝いに登る。

毛無山に着いたときは、今日は急登もなく歩きやすい道で、これだと立烏帽子まで行けるかも…と思っていたが、烏帽子山への登りで消耗し、立烏帽子は断念する気持ちになった。

山頂に近づくにつれて、石が多くなる。

山頂が近づいてきた。

烏帽子山山頂に到着。2018年秋、吾妻山に登ったとき、ここにも来ているはずだが、吾妻山がメインだったので、はっきり覚えていない。

条溝石へ。

 条溝石と比婆山。
比婆山一帯で数多く発見されている巨石には、幅5~10cm、深さ5~10cmの不思議な溝が樋状に規則正しく刻まれ、条溝石と呼ばれています。“御陵にかかる古代信仰の名残で呪術習俗の跡ではないか”とする説等、その存在は、神秘のベールに包まれています。(西城町観光協会HPより)

このあたりは、コースが分岐合流。スマホにYAMAPでダウンロードしたマップを入れているが、それを見ても入り組んでいる。左は大膳原・吾妻山、右が出雲峠。手前が比婆山への道。

烏帽子山山頂の標識を探してみたが、これだろうか。

比婆山に向かう。

記憶では、烏帽子山から比婆山までは、緩やかだったはずだが、結構下る。

烏帽子山を巻く、西回り東回りコースの案内。これは覚えていた。

きれいに隙間のある岩。名前はないが、これも条溝石シリーズのものか。

御陵まで0.7km、立烏帽子まで3.1km。やはり、立烏帽子は無理だった。

左は比婆山に向かわず、公園センターに下る道。

まっすぐ比婆山に向かう。こんな感じの緩やかな道を覚えていた。

巨石1。

巨石2。

巨石の間を行く。

比婆山山頂をと御陵の関係がよくわからないのだが、マップで位置確認すると、個のピークが比婆山1264m。

少し先に御陵の社。

ロープで囲まれた中に、比婆山御陵。
比婆山は、国生みの女神、伊邪那美命の御陵のある峰として伝えられています。古事記にも記され、山頂には、ブナの純林の中にひらけた円丘の中央に、樹齢千年を超える7本のイチイの老木に囲まれ、「奥津岩座」と呼ばれる苔むした巨石が横たわっています。 (西城町観光協会HPより)

比婆山(御陵)十合目の標識。標高は1256mとなっている。先ほどの1264mより、やや低い。

太鼓岩へ100m、産子の岩戸へ150m。前回行っていないので、昼ごはん前に寄っておく。

 命神社(みことじんじゃ)。

太鼓岩。

その先に、産子の岩戸。

産子の岩戸。

門栂(もんつが)とあるが、イチイの大樹。

時刻は13:10。結局、腰をおろしてゆっくり昼ごはんする場所を見つけられず、この木の根に腰掛けて、残りのごはんを食べる。先日登った三瓶山縦走に比べると、同じ数の山の縦走だったが、楽に感じた。 各山間の高低差が少なかったからだろう。道も、だいたい歩きやすかった。

比婆山~公園センター
13:20、下山開始。

道端に咲いている白い花。

シニア夫婦が写真を撮りに登っている。何の花か尋ねたら、分からないと言われたので、自分の花図鑑アプリで調べたが、候補がたくさん出て決めかねた。

比婆山に行かずに下山するコースと合流。

ここからはブナの林が続く。

名前はよく知っているが、ブナがどんな木か知らない。ここで、ネットで調べて勉強する。ぶち模様の幹が特徴。

葉っぱには、斜めに葉脈が走る。

これもブナ?

ブナ林を下る。

緑鮮やかなブナの若木。

比婆山(御陵)八合目。標高1100m。

ブナ林はまだ続く。

まっすぐはスキー場経由公園センター1.6km、右は公園センター2.0km。右に曲がる。

この辺でブナからヒノキの植林に変化する。

ヒノキの赤茶色が目立つ。

比婆山(御陵)七合目。標高1000m。どこを起点にしているのか分からないが、八合目から100m下ったことになる。ただひたすら下って行く。

県民の森が見えてきた。

比婆山登山口。

キャンプ場。

キャンプ場の側を駐車場に向かう。立烏帽子への登山口がある。

公園センターに戻る。牛曳山から毛無山。

下りてきた比婆山。

駐車場に戻る。

予定では、備後落合から北上したところの、「ひばごん郷温泉すずらんの湯」で風呂に入るつもりだったが、到着するとひっそりしている。うかつにも火曜日は定休日だった。荘原まで戻り、何回か来たことのある「かんぽの宿庄原」で湯につかる。

庄原ICから高速に乗り、新見ICで下りる。今日の宿、新見ビジネスシティホテルに着く。前日の予約で、ツインのシングル利用しか空きがなく、6700円とやや高めだった。


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