2020年6月16日火曜日

右田ヶ岳 (2020. 6.16)

広島県の山々はかなり登ったので、山口県の山を何気なく調べているときに、右田ヶ岳を知った。岩場が多い、人気の山らしい。高速の防府東ICから下りてすぐと、アクセスもいい。登山コースは何種かあるが、定番の天徳寺コースを登り、下山は塚原コースで下る。

今日も暑くなるので、朝早く出かけたが、岩国を過ぎたあたりのトンネル内で、トラック同士の追突事故があり、約1時間の通行止め。8時過ぎ、遅れて駐車場に到着する。右田小学校の駐車場が、登山者の駐車場を兼ねている。

これから登る山。手前が石船山(せきせんざん)、奥に右田ヶ岳が続く。

天徳寺コースの登山口は寺院の裏にあるので、参道を天徳寺に向かう。

登山道入口 山門を入って左。丁寧な案内がある。多くの人が登る山であることが分かる。

山門を入る。

昨年行った筒賀と同じような、大銀杏があった。

登山道入口に向かう。ここにも案内がある。

登山道入口。

少し行くと、左に墓石。

登山道は右へ。

石船山までの登山道は、参道になっている。

巨石に三十三観音の磨崖仏が掘られている。明治末から大正時代にかけて掘られたようだ。

小さなお堂がある。

その右上に、最初の磨崖仏。

登山道は、その磨崖仏と反対側を回る。

さっそく岩場が始まる。

登るのに精一杯で、観音様を拝む心のゆとりも、篤い信仰心も持ち合わせていない。合掌して回る男性もいた。

石船山山頂が見える。

第18番 岩戸観世音。説明も書いてあるが、ゆっくり読むこともなく通過。

第29番 蛤蜊観世音。

岩場を登る。すでに息切れしている。

岩船山山頂まで、もう少し。

山頂に到着。

岩船山、標高194m。登山コースの案内もある。

山頂の岩テラス。

その上から山頂を見る。

防府市街地。

これから登る右田ヶ岳。峰が2つあり、手前が南岳。その後ろが右田ヶ岳山頂。

一度、石船山から下る。

ここにも磨崖仏がある。

右田ヶ岳への登り。岩が多い。

下る途中、左側に、風化した花崗岩のスロープ。何か名前がついているかと探したが、特になかった。

鞍部に下りる。ここから標高差250mくらいを登る。

岩場登りが始まる。

腰を下ろして休んでいたら、若者2人が数学の話をしながら登っていった。

また少し登っては一休み。今度は、若者が下りて行った。最後まで、このような岩場が続くらしい。

つかの間の平地。

上の方に岩が突き出ているが、まだ山頂には早い。かなり暑くなり、熱中症にならないかと心配する。何回も立ち止まり、頭に飲料用に買ってきた天然水をかける。今日は「富士山の水」を買っていた。もう1本買ってくればよかった。

その突き出した岩まで登る。

防府市街を見下ろす。

南峰と右田ヶ岳山頂。まだまだ遠い。

道が2つに分かれていたが、右の岩の壁を通り抜ける。

あの岩の上まで行けそうだが、そんな余力はない。

結局、ここから下り、さっきの道と合流する。

これでもかと言うほどの、岩場続き。

登りながら息を整えるために、立ち休みはよくするが、こんなに腰を下ろしての休憩を入れるのは初めただ。

これでもかというほどの岩場登り。

分岐に出た。8合目。右は、南峰を巻いて山頂に続く道。左は南峰に行く。急登と書いてある。自分の性分は、無理な左を選んでしまう。

確かに急登。

向こうに右田ヶ岳山頂が見える。

ズームアップすると、目印の山頂日の丸。その下で登り終えた人たちが語らっているのが聞こえる。

こちらは南峰。

標識がないが、たぶんここが南峰。

南峰から少し下る。

右田ヶ岳山頂ももう少し。

鞍部でまた一休み。右は、南峰を迂回してきた道。

休んでいたら、シニア男性2人が登って行かれた。

遅ればせながら、自分も登山再開。

ロープを伝って、最後の岩場登り。

山頂が見える。

山頂に到着。下から見ていた日の丸が立つ。

右田ヶ岳、標高426m。さほど高い山ではないが、岩場急登の連続と暑さで疲れた。山登りは、標高差ではなく登り方でずいぶん違うことを実感した。

山頂前の岩テラス。

下では、地元グループの方々が談笑している。聞こえる山口弁が懐かしい。

防府市街。中央の広場は駐車した右田小学校の校庭。

その向こうは、三田尻港。昨年春、野島に行くときに船に乗った。その帰り、港から右下の小山を回り、途中風呂に入って駅まで戻った。

東方向、大平山。

山頂の東に展望台になる岩がある。

下山ルートの塚原コースを確認する。地元の初老男性がおられたので塚原コースを聞いた。よく山に登られる方で、自分が近いうちに登ろうと思う九重連山も何回か登っておられる。自分が先日登った、十方山にも登ったことがある。山の話を楽しく聞く。

山頂に戻り、記名簿に名前を記入。

何の鐘かわからないが、記念に一鳴らし。

時刻は11時前、買ってきた昼ごはんの中の、おにぎりを一つ食べる。

山頂でしばらく、次の新幹線が通るまで、景色を眺めて過ごす。

15分くらいして、1台やって来た。

下山開始。

苦労して登った右田ヶ岳を振り返る。

しばらくは普通の山道。
 山口市方面。

塚原別れの分岐を右に。

塚原コースを下る。

ここから岩場が始まる。

天徳寺コース同様、急な岩場。

振り返ると、見事な木の根階段。

右田ヶ岳を見上げる。

このコースも巨岩が多い。


巨岩の横から。名前でも付きそうな奇岩。

下に石船山。

上に右田ヶ岳。

巨石の向こうに石船山を見ながら下る。

4合目まで下りる。

急な岩場下りが続く。

岩場を振り返る。こちらから登っても、急な岩場登りだ。若者が1人、息を切らして登って行った。

自分が通った本登と直登の分岐合流。実は、最初調べたときは、何も知らずに塚原直登コースを考えていた。その通り登ったら、もっときつかったに違いない。後で調べた直登コースの記事。ほぼ岩場続きのようだ。涼しい季節になったら、一度挑戦してみるかも?

ようやく岩場が終わる。安心して、左足を捻ってしまった。

ようやく木陰に入る。登山口もそう遠くはない。ここで一休み。

木陰の道を下る。

車道に出る。

塚原登山道入り口。

近くは駐車禁止。おそらく路上駐車が多くなって禁止されたのだろう。車の場合は、右田小学校に停めてここまで歩く。

駐車場に帰る途中、もうひとつ登山道口があった。女性が1人登っていく。これからの時間、暑いだろう。

石船山と右田ヶ岳を見ながら、駐車場に戻る。

12:35、右田小学校に戻る。登り始めて4時間半、登りがいのある山だった。そして、暑くてきつかった。

横には田植えをおえた田んぼ。前には新幹線。当初、ここから車で15分くらいのところにある、長沢ガーデンで風呂に入って帰るつもりだったが、方向も逆だし、気力も失せて、防府東ICから高速に入り、そのまま帰る。

今日歩いたコース。山頂下の案内板より。

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