2020年6月1日月曜日

休山 (2020. 6.1)

灰ヶ峰と並ぶ、呉市のもう一つの山、休山に登る。登山コースはいろいろあるが、今日は、定番の清水谷コースを登る。休山の後は、縦走して音戸の瀬戸に下り、対岸の音戸に渡り、音戸渡船で本土に戻り、バスで呉駅まで帰る予定。
音戸の瀬戸まではこんな感じ。

午前8時半、呉駅に到着。いつもなら始発で出かけるのだが、登山後に予定している音戸渡船が13時までの2~3時間、休憩に入るので、少し遅めに出た。駅前広場のベンチで朝食を済ませる。

駅から東方向に、登山口に向かって出発。登山口までは、ややこしそうなので綿密に調べてきた。その後は、案内もきちんとしているようなので、おおざっぱにコースを頭に入れている。

前方に、これから登る休山。

北方向に、先日登った灰ヶ峰。山頂は雲に隠れている。

登山口までの通過ポイント、神応院。

休山登山道の案内がある。

次の通過ポイント、萬年寺。

ここにも案内がある。

案内の薦めに従い、近道を行く。

坂を登ったところに、最後の案内。

ここまで、ずっと坂を登ってきた。標高はすでに100mを越える。民家がようやく途絶える。

なにやら、奇怪な立像。休山登山口は、源宗坊寺というお寺の奥にある。

源宗坊寺の参拝口。せっかくなので本堂まで行くことにする。

門を入る。

閻魔大王がお出迎え。

これは、獣よけの網。開けて入る。

本堂にお参りしたら、ご住職が「ご案内します」と言われた。 思いがけない申し出に戸惑うが、せっかくなのでお願いする。

 ご住職にすすめられ、鐘を一突き。鐘の音は心臓に響くそうだ。その音色に耳を澄ませると、気持ちが静まるという。

この変わった仏像は、仏像の胎内などに納められた小仏像、胎内仏。

本命の仏像は、高さ30mの計画だった。奈良の大仏が15~6mだから、その倍。完成したら、日本一高い仏像になるはず。印を結ぶ左手と、禅を組む左足だけが完成している。その手足からして、巨大なことが分かる。源宗坊寺は、1906年、稲田源宗坊というお坊さんにより開山され、計画半ばでとまっているが、仏像はすべて一人で制作された。

丁寧なご説明に感謝し、本堂から下りる。入口にある清水谷霊水をいただき、登山道に戻る。

右が登ってきた道。左は源宗坊寺本堂まで車で上れる道。

源宗坊寺の奥から休山に向かう。

休山まで2.8km。ここから山道に入り、登山が始まる。

ここで少し迷うが、左に行く。結果的には、迷ったのはここだけだった。

休山に向けてUターン。

鉄塔の側を通過。

岩に直接、朱色で矢印。この色と手法は、灰ヶ峰と一緒だ。

直進は×印、左へ旋回するように指示あり。

少し急になってきた…

と、思ったら車道に出た。

車道を少し登ると、登山道入口がある。もちろん、車道で登ることもできるが、できるだけ山道を通ることにする。

電波塔の前で少し休む。呉市街が見える。標高は300mくらい。登山口までは舗装路だったので、そんなに疲れていない。

電波塔の裏手を登る。

下を車道が走る尾根伝いに登る。

ようやく登りかと思ったら…

また、すぐに車道に出た。今日はこのパターンを繰り返す。もともとは登山道があり、その上に車道を作ったので、結果的に登山道が車道を横切る形になっている。

車道に出てから次の登山道への入口へは、必ず案内があり、戸惑うことはない。

山道を行き、車道に出る。

また車道を横切る。 旧道と書かれているが、登山道のこと。

マップ上では、ここからは車道が続く。

工事中。災害による土砂崩れの復旧工事だろう。

作業中。本来なら車で山頂まで上れるのだが、現在はここまでしか来れない。

車道を山頂に向かう。

傾斜が緩やかな分、距離は長い。苔むした緑の壁。

 小さな祠があったので、名前を調べようとマップを見たが、名前は出てこない。ただ、山頂が近いことが分かった。

山頂までの緑の青もみじのトンネル。コロナウイルスがなければ、京都に青もみじを見に行くつもりだったが…

山頂に到着。

休山、標高497.4m。

電波塔の向こうに展望台がある。

展望台から、野呂山。

蒲刈。

右をズームアップ。四国が見える。


倉橋島。

呉市街。

展望台でしばらく過ごし下山する。車道を下ることもできるが、縦走路と表記された山道があるので、あまり調べてこなかったが、縦走路を行くことにする。時間は、午前11時。昼ごはんは、平清盛公日招き像のある高烏台公園まで下りてとることにする。

テープもあり安心だ。

登りと同じく、車道に出ることが多いが、車道自体を歩くことはない。基本的には、縦走路が車道を横切って、尾根伝いにまっすぐ続く。また、車道へ出てから次の入口へのバトンタッチが、とても親切だ。ここでは「前の観光道路を右に70m…」と丁寧に説明してある。

音戸までにいくつか峰がある。あまり調べてこなかったので、名前が出てこないが、次は日佐護山。とにかく、音戸と表記してある方に進めばいい。

緩やかなアップダウンで徐々に標高を下げていき、急な下り坂。

車道に出る。

車道を横切って進むと突き当たり…

と思ったら、上り階段。休山公園遊歩道。

音戸まで5.5km。結構時間もかかりそうだ。音戸渡船の時間を考え、少し遅めに出たが、この分だと、早朝に出発しても、ちょうどいい時間になったかもしれない。

登って…

下る。

神社の裏側みたいなところに出た。

御神体と…

菩薩様。

車道を挟んで遊歩道が続く。

日佐護山は「階段を登り右に回り80m先の突き当たり」。

指示に従い、日佐護山に向かう。

標識が見当たらないが、この辺だろう。

日佐護山から下る途中に、廃屋化した東屋。

その前で、野アザミの向こうに蒲刈。

形のいい山が見えるが、これから下って越える山だろうか。

縦走路は車道に接するが、横切らず脇に道がある。

次は三津峰山。

登って下る。

阿賀方面から登ってきた車道の合流点に出る。

少し先に、三津峰山休山遊歩道入口。

ここは急登だ。先ほど見えた、形のいい山に登っているのか。

天宝山入口0.38m、展望休憩所0.2m。天宝山という山もあるのか。

 歩いていたら、三津峰山380.4△(八咫烏山)の標識。ここが山頂?

展望休憩所。

その柱に、高烏山381.7mの標識。何がなんだか分からない。

展望所から、日新製鋼の工場と、海上自衛隊の昭和埠頭。

分岐に出る。音戸は右、左は車道に合流する。

車道への合流路には仏舎利塔?

矢印の先は、天宝山-10分-鍋桟橋別れ-80分-音戸。

 天宝山へ向かう。

歩いていたら、いつの間にか反対方向へ 天宝山。どこかにあったかな? 下山縦走路の山は理解できなかった。それでも、親切な案内で縦走が楽しめた。

鍋桟橋別れ。ここは音戸方向へ。

すぐに車道に合流。

 車道側から、縦走路入口。下山の縦走はここで終わり。

あとは車道を下って行く。

先日のみはらし連山で、トレッキングポールを紛失した。すでに通販で手配したが、手元にはまだ届かないので、今日は1本壊れた初代トレッキングポールの残り1本を使った。役に立った。

ようやく、平清盛日招像のある高烏台公園に到着。時刻は13時を回っている。

2つの音戸大橋が見える。

ベンチで昼ごはんを食べ、しばらく休憩。足を休める。

音戸渡船に向かい下山する。

高烏台公園の下の入口。2年半前、音戸に来たときは、下から歩いて登った。そのとき、いろいろ見て回ったので、今日は通り過ぎる。

入口前の展望所から、音戸大橋。2つの橋の間に渡船乗り場がある。

音戸大橋を歩いて渡る。

前回は音戸から本土に歩いた。そのときも感じたが、橋に入ると歩行者用の白線がなくなるのだ。道幅が狭いからだろうか。歩行禁止とも書いてないので、歩いて渡るが不安だ。手すりも低めで、少しおっかない。いまどき歩いて渡る人も少ないが… ちなみに、新しい方の第2音戸大橋はちゃんと歩道がある。

橋の上から、第2音戸大橋。歩いて渡らなければとれない景色。

ループを下る。ループに入ると、歩行者用の白線が復活する。

音戸渡船乗り場。人がいなければ、どのようにして合図するのか心配だったが、ちょうど船頭さんがいた。

念願の?音戸渡船に乗船。

運賃100円は、船の中で渡す。

渡船から、音戸大橋。

第2音戸大橋。

ものの2~3分で対岸に接岸。ゆっくり写真を撮る余裕もない。

本土側に上陸する。音戸の瀬戸を歩いて渡ろうと思えば、橋の上まで歩いて登らなければならず、音戸と本土をちょっと行き来するには、便利な手段だと思う。

本土側の乗船口。

すぐ前がバス乗り場。だいたい1時間に1本だが、運よく10分待ちで、呉駅行きのバスに乗れた。

15時過ぎ、呉駅に戻る。

駅横の歩道橋から、もう一度、今日登った休山を見て、帰路に着く。急登が少なく、車道歩きもあって、比較的楽な縦走だった。

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