今回、初めて訪れることにする。
北野異人館の開館が9:30からなので、その前に新幹線の新神戸駅の北側にある布引の滝に登り、その後、北野異人館、生田神社、南京町、メリケンパーク、ハーバーランドと南下した後、JR神戸駅から三宮まで移動し、最後にポートライナーで、展望テラスがある神戸空港に行くコースを組んだ。
神戸の街は平野部が少なく、新幹線も市街地を通すことはできなかった。その駅も、山裾の限られた場所に作られたので、出口は南のみ、北口はない。一度、南口に出て、新幹線の下を通り北に向かう。
すぐに、滝に向かう階段がある。
砂子橋を渡る。
左が雌滝へ、右が雄滝へ。先に雌滝に向かう。
雌滝。これ以上は近づけない。
分岐まで戻り、雄滝へ向かう長い階段を登る。
階段を上りきると、平坦な道になる。左下が雌滝のある谷川。
雄滝展望所に到着。
布引雄滝。
遠景。二段滝。
さらに上に登る。
見晴らし展望所。
三宮市街。奥は神戸空港のあるポートアイランド。
展望所から貯水池に向かう。
途中の道からも街並みがよく見える。
猿のかずら橋。昨年行った祖谷のかずら橋を思い出すが、祖谷のかずら橋の全体がかずらでできていたのに対し、ここは鉄筋の橋にかずらが巻きつけてあるもの。
先日、NHKの「新日本紀行 丘に上がった神戸」リメイク版で、毎日登山を知ったが、確かに、多くの人が気軽に登っている。
ダムの広場にも多くの人。
ダム湖100選の一つ。
布引貯水池。
遊歩道はさらに続くが、今日は登山が目的ではないので、ここで下山する。山間にハーブ園のロープウェイが通っている。
長い階段を下る。結果的に標高差150mくらい登ったことになる。思わぬミニ登山だった。
新神戸駅近くまで戻る。北野異人館までの遊歩道の分岐がある。新神戸駅から三宮方面で異人館にも行くことができるが、せっかくなので遊歩道に入ることにする。
また、階段を登る。
ちょうど新幹線駅の上の辺り。木々の間にホームが見える。
ロープウェイの下を通る。
新神戸駅から600m、異人館まで600m。ちょうど中間地点。
獣害防止の金網を開けて通る。
異人館のある市街地に出る。さいしょのスポット、うろこの家は左。
デンマークの家。
オーストリアの家。
うろこの家。コロナウイルスのため、当面閉館中。
見学できれば、こんな風景が見れる。
(北野異人館ネットより)
オランダ館。みんな閉まっていた。後で知ったが、うろこの家を管理するうろこグループが、多くの異人館を管理していて、その管轄下の異人館は閉鎖中だった。開館中を確認してきた次の異人館に向かう。
北野天満神社。
その隣にあるのが、異人館・風見鶏の館。屋根の上の風見鶏から、そう呼ばれる。
風見鶏の館(旧トーマス住宅)は、明治42年(1909年)頃にドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏の自邸として建てられました。建物の設計に当ったのは、ドイツ人の建築家ゲオルグ・デ・ラランデ。レンガの外壁と尖塔の風見鶏は、北野異人館のシンボルとして人々に愛されています。昭和58年12月より昭和60年3月にかけて本格的な保存修理を行い、復原できる箇所は可能な限り元の姿に戻しています。現在は国の重要文化財に指定されています。(神戸北野異人館街HPより)
前の広場には、サックスを持ったおじさん?が座っている。
こちらのお嬢さん?はフルートを吹いている。
北野観光案内所。ここらが異人館外の中心になる。
2館共通券を買って、中に入る。
居間。
食堂。
2階へ。
2階のサンルーム。
市街地が見渡せる。
1階に降りて、書斎。5つの窓から光を取り入れる五角形をしている。
風見鳥の館を出る。
2館のもう一つ、萌黄の館はすぐ隣。
萌黄の館。その壁の色から、そう呼ばれる。
明治36年(1903年)アメリカ総領事ハンターシャープ氏の邸宅として建築された洋館です。 その名のとおり、萌黄色の外壁に包まれています。 2階のサンルームからは、神戸の美しい街並みが楽しめます。 「国指定重要文化財」の異人館です。(神戸北野異人館街HPより)
家の前で、おにいさん?がサックスを吹く。一帯に、オールドジャズの音楽が聞こえてきそうだ。
萌黄の館に入る。
食堂&居間。
2階へ。
子供部屋。
リビングルーム。
寝室。
2階のサンルーム。
2階から、風見鶏の館と広場。
三宮市街地。
1階に戻り、庭に出る。
阪神淡路大震災で、落下して地上に突き刺さった煙突。煙突は3本あったが、その中の一つは、メイド部屋を貫通した。
あの煙突は復元されたものだろう。
風見鶏の館・萌黄の館エリアを後にする。
雰囲気のある坂を下る。
こちらも異人館が並ぶ異人館街。
うろこグループ閉館中のお知らせ。
異人館街からさかを下る。スタバも街にあわせて外装。
北野坂を下りながら、異人館方面を振り返る。
生田神社に到着。
楼門。
楼門をくぐると、茅輪くぐり。若者グループが、マニュアルを見ながらくぐっている。自分は、津和野の太鼓谷稲荷でくぐったことがある。
拝殿。
本殿。参拝する。
本殿の裏。樹齢500年の楠。
稲荷神社の連続鳥居。
生田の森。
生田の森を一回り。
水占いみくじ。
三宮駅から生田神社に向かう道路。IKUTA ROADとなっている。市中の神社らしい参道?
JRに沿って歩き、三宮と元町の間あたりを南に曲がる。
大丸百貨店。旧居留地40番地。
旧居留地38番地。
交差点を挟んで斜めから。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で1929年にシティバンク神戸支店として建設された。1階をシティバンクが使用、2階には独逸染料、バイエル薬品が入居、3階に帝国酸素が入居していた。その後2階のドイツ系2社が退去し、2階、3階を帝国酸素が使用した。南側正面に4本のイオニア式円柱と東側面に7本の壁柱および石積み外壁等の石造意匠を有したアメリカン・ルネッサンス様式の近代建築。仲町通りに面して大正時代築の外壁が残されている神戸大丸百貨店2号館・3号館と隣接しており、それらとともに100mにわたるクラシカルな外観で統一された街区を形成する。(ウィキペディアより)
道路を挟んで南京町長安門。
入口に立つ布袋様。
南京町に入る。
コンビにも南京町モード。
どこかで昼ごはんにしようと探す。
すいていたので、ここで五目ソバを食べる。並んでいる店もあったから、調べてくれば、他にもいろいろあったかも知れない。
南京町広場。
西安門から出る。
高速の下を通り、メリケンパークに向かう。
神戸ポートタワーが見える。
メリケンパークに到着。
オルタンシアの鐘。
以前は定期的に鐘がなっていたが、震災後は鳴らなくなった。
芝生広場の向こうに三宮市街。
「BE KOBE」。街を歩いていて、あちこちで見かける。丸い建物はオリエンタルホテル。
「BE KOBE」は、阪神・淡路大震災から20年をきっかけに生まれた、「神戸の魅力は人である」という思いを集約したシビックプライド・メッセージです。新しいことに挑もうとする人や気持ちを愛する、そんな神戸を誇りに思うメッセージとして広めています。(BE KOBEより)
神戸海援隊のモニュメント。
南東、帆船とその向こうにポートアイランド。
ポートタワーと、その右の白いフレームは神戸海洋博物館。
公園の北側に、神戸港震災メモリアルパーク。
震災の様子を伝えるパネルが並ぶ。
被災当時のまま保存された港湾。街頭が両サイドに傾いている。
海に沈みこむ岸壁。この光景を見ると、復興がいかに大変だったのかが、部外者にも想像できる。地震発生時、自分が住んでいる広島で、朝車で通勤中に、運転していても揺れを感じたのを記憶している。
ポートタワーに向かう。
タワー入口。入園料700円。中に入り、エレベーターで昇る。
エレベーターは地上階の4Fで停まる。そこから5Fに上がる。
5Fから、北野異人館、新神戸方面。
メリケンパークと向こうにポートアイランド。
ハーバーランドと神戸市街。
5Fから順に下に下りる。4Fは土産物コーナー。
3Fは回転式展望台。今は閉まっている。
2Fは、鼓型のタワーのいちばん細い部分に接する。
1Fはスカイウォーク。
近づくと床の一部が透明になり、下をのぞくことができる。
タワーを下りて見上げる。気になったことがあった。地震の時、タワーはどうなったのか。調べると、タワーの地中部分は地上部分よりも重くできており、地震にも耐えたとのこと。
ハーバーランドに向かう。
巨大なショッピングモール、モザイクへ渡る橋。
橋の上から、ポートタワー。
モザイク2階、海岸側を行く。
土曜日なので、テラスにも人が多い。
1階に下りる。信号灯と向こうは川崎重工の工場。
修理工事はしていないようだが、なぜか潜水艦。
煉瓦倉庫に向かう。
明治時代の赤煉瓦倉庫を利用して、今はレストラン街。
今日もよく歩いた。ここで一服。
神戸駅に向かう途中に、エルビス・プレスリーの像。以前は原宿にあったものが移転された。
この時期なので、マスク着用。
JR神戸駅から電車に乗る。
三宮でポートライナーに乗り換え。
ポートライナーは無人運転である。
ポートアイランドは宅地開発で削った山の土で埋め立てた人工島である。神戸空港は橋を渡ったもう一つの島にある。
終点、神戸空港駅。
コロナと、大雨で欠航便が多く、人は少ない。
4F展望台へ。
親子連れがちらほら。
欠航が多く、現在稼動中は1機のみ。国際線はなく、国内線のみ。
この上の展望台に上がりたかったが、ロープが張られていた。
仕方なく、ここまま見渡す。メリケンパーク方面。
ポートライナーが渡った橋と、六甲山地。
三宮に戻る。途中の車窓からポートタワー。
三宮から新神戸へ。新神戸駅のホームは狭い。新幹線16両がちょうど納まる長さである。
いつもは自然の中を歩くが、今日は建物ばかり、人も多くて気疲れしたが、今までにない感じの街歩きだった。
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