2020年6月3日水曜日

大野権現山・おむすび岩 (2020. 6.3)

権現山と言う名の山は、日本各地にある。広島でも、以前登った安佐南区の山が、権現山である。今日登るのは、ベニマンサクで知られる、おおの自然観察の森にある権現山。区別するために、大野権現山と呼ぶ。おおの自然観察の森までは車で行く。ルートはいくつかあるが、いちばん短くいちばん狭い、大野ICの近く、東側にある道路を登る。いつものように、朝早く出るので対向車はいないだろう。おおの自然観察の森から大野権現山に登り、おむすび岩を回って下りてくる。分かりやすいルートだ。現地の案内に従えば、迷うことはない。こんな感じ。大野権現山へ登った後は、周遊路に引き返す。
 (現地のマップより)

おおの自然観察の森入口に着いたのは、7時前。門が閉まっていた。駐車場も中にあり、9:00~16:30とのこと。仕方ないので、門の前のスペースに駐車する。すでに1台停まっていて、初老のご夫婦が登山準備をしておられた。登山は大丈夫かと訪ねたら、横から入っていけば問題ないとのこと。彼らは、観察の森の反対側の山に登るらしい。ご本人たちも名前を知らないので、何山かは分からない。(後で調べてみると、廿日市20名山の中津岡山か奥滝山だろう)

門の横をすり抜け中に入り、登山口のあるベニマンサク湖に向かう。

登山の人も届けてくださいとあるが…

管理センターは閉まっているので、素通りする。

湖畔沿いに進んで行く。ここは、おむすび山への登山口。下山はここに下りてくる。

ベニマンサク湖の北端、北岸広場。

湖を見ながら、朝食を済ます。

広場の北側から、登山口に向かう。

しばらく歩いて、権現山登山口。山頂まで50分。

しばらく緩やかな道を進む。

ベニマンサク湖に注ぐ沢を渡る。

権現山まで1.3km。

階段を登り…

やや急登を登って…

分岐に出る。右はおむすび岩、左が権現山。

権現山に向かう。しばらくは緩やかな道。

次第に岩が多くなる。

登りも急になる。

下に窪みがある大岩。石仏でもありそうな気配だが、何もなかった。

巨岩の横を通過。

昨日の二十畳岩とまでいかなくとも、かなりの迫力の岩だ。

権現山へ最後の急登。

山頂に到着。小さな祠がある。

大野権現山、標高699.5m。登山口からの標高差は250mくらい。

乳房を思わせる岩がある。

その岩の横から、廿日市峠地区。右は野貝原山。

展望台に下りる道がある。

名前は特にないが、かなりの大きさだ。

展望台から、厳島。仏の寝姿に見えるという弥山だが、やはり廿日市方面から見たのが、いちばんよく分かる。

 祠の前で、今日も無事登れたことを感謝し、これからも登山ができることを祈願し、権現山から下りる。

先ほど石仏がありそうなと思った岩の下、石積みがある。あるいは、かつて何かあったのかもしれない。

分岐まで下る。ここの標高は600mくらいだから、おむすび岩まで少し登り返すことになる。

佐伯方面への分岐。

アップダウンを繰り返す。

途中の急登。

ミニむすび岩?あるいは、小むすび岩?

次第に岩が多くなる。

おむすび岩まで0.4km。

船倉山への分岐。

先ほど登った権現山が見える。

少し登って、おむすび岩の広場に着く。

おむすび岩。標高は660mくらい。権現山より少し低い。中央に見える湖がベニマンサク湖。

おむすび岩の西側の岩に行く。

そこから、おむすび岩と厳島。

おむすび岩に戻り、アップ。

たぶん河平連山

おむすび岩から下る。

薄紫の花。葉の形からして、アジサイの仲間か?

植物図鑑アプリでは、コアジサイ(小紫陽花)。それにしても小さい。

おむすび岩の土台を下から。この上に、おむすび岩が乗っている。

岩の間を下りる。

権現山にもあった、乳房を思わせる2つの岩。

道は深くえぐられて、足場が悪い。このルートを登るのは大変だろう。

ベニマンサク湖まで、0.3km。

階段の土は流されて、衝立状に立っている。もう階段の意味を持たない。側の坂を下る。

ようやく、普通の山道になった。

陀峯山でも見た、白い花のじゅうたん。名前は覚えていない。花の名前を覚えるのは諦めている。

分岐に下りてきた。このあたりの道は自然観察路になっていて、いろんな名前が付いている。ここは左に曲がる。

駐車場にいちばん近い出口に向かう、ミズゴケの小径を行く。

根元から幾本にも分かれた木。長者山からの縦走で見かけたのを思い出す。

一帯は湿原なので木道がある。

「湿原に立ち入らないでください」。マムシがいるらしい。

登る前に通った、おむすび岩の登山口に出る。

湖畔を駐車している場所にに向かう。

 左が権現山。右がおむすび岩。

おむすび岩をズームアップ。小さく見える。

おおの自然観察の森を後にする。

10時半、車に戻る。向かいの山に登られたご夫婦はまだ登山中のようだ。帰路は、登ってきた狭い道を避けて、渡之瀬ダム経由で、河平連山登山口の横を通り、玖波に下る県道を走った。道幅も広く、遠回りでも、この道のほうが安全だ。自宅からも近く、手軽に登れる山だが、ベニマンサク頃は、きれいだろう。
 帰りの通り道にあるのは、ベニマンサクの湯だが、やはり、自分の定番である、楽々園ほの湯で、しばらくぶりに湯につかった。消毒用アルコールが各所に置かれ、ロッカーの鍵は回収方式に変更され、レストランの水差しは共用でなく、その都度運ばれる… 感染対策はしっかりしていた。

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