2020年10月11日日曜日

野貝原山 (2020.10.11)

自宅近くの散歩で、いつも気になる山がある。眺望も見どころも特にない山であるが、「登らないと…」という変な強迫観念にとらわれている、極楽寺山の西に連なる野貝原山。かつて、のうが高原にレジャー施設があった山である。廿日市20名山の一つでもあり、一度登りたいと思うが、道が分かりにくく迷ったというネット記事も多いので躊躇していたが、YAMAPの地図を見つけたので、登ることにした。なお、のうが高原の施設は、1971年に開業し、わずか15年後の1986年に、経営不振から廃業になった。施設は廃墟化し、廃墟マニアの人気スポットであったが、最近は大規模ソーラーパネルの建設が進んでいるという。

マップはこれ。


 自宅からバス停のある、広電廿日市市役所前に向かう途中見える野貝原山。廃屋然の建造物が目印。


広電廿日市市役所前から津田行のバスに乗り、明石バス停で下車。


バス停から見る野貝原山。


住宅地を登っていく。


登山口方向の目印、大歳神社。


神社の側を登っていく。


ネットで何度も見た景色が見える。登山口はこの上にある。


登山口は橋を渡ったところ。地元のおばあさんが作業していた。登山口をきいてみたが、よく分からないと言う。登る人もほとんどいないのだろう。


川に沿って道があるが、登山口は橋を渡ってまっすぐ。マップで確認。さっそく役立つ。

 

落ち葉の積もった道。今年の4月に登った折敷畑山の登山道にに似ている。折敷畑山は野貝原山の隣にあり、折敷畑山から野貝原山に行く案内もあった。


調べた通り、倒木が多い。


通れない倒木には小さなう回路が用意されている。もっと荒れて歩きにくいと覚悟してきたが、予想以上に手が入っている。


今のところ、傾斜も緩やか。


たぶん、谷コーストの分岐。左の直登コースへ。


踏み跡のない場所。これまでも、こういう処でよく迷った。


テープを見つける。テープは意外と多い。マップでのこまめな位置確認とテープを頼れば、迷うことはない気がする。

 

煙草は吸い殻入れに… かつてはこんな警告を出すような状況もあったのだろうか。


相変わらずの倒木。傾木倒木が定番の風景。

 

この辺から勾配がきつくなる。急ぐこともないので、休み休み登る。


山頂付近には奇岩地帯があるが、岩が増えてきた。


最初の奇岩。特に名前はない。


岩壁の通路を通過。


雨宿り石に到着。コースはここで、直登コースと奇岩巡りコースに分かれる。


雨宿り石で一休み。


右の奇岩巡りコースに行く。


円形鏡石。左が丸く削られている。


狭い道。


鏡石。


どこを指すのかよくわからないが。


下は崖。「滑落の危険あり」のネット記事を読んだが、このあたりか。


巨岩の側を通る。


テープもあり、道ははっきりしている。


少し開けたところに出る。


塔石エリア。


岩テラスも見える。眺望がありそうだ。


左側が塔石。

いくつかの石が重なっている。


塔石を見上げる。ここに登ろうとした人もいるらしいが、とても登れそうなものではない。


ここが唯一の展望地。厳島と江田島が見える。


ロープが張ってある。


ロープ伝いに進む。


「工事のため立ち入り禁止」。引き返す。


山頂への道はこっち。


タイル石。


四角い石が貼ってある。


高貴人墳墓。いつの時代のものだろうか。後から調べたが、よくわからなかった。


山頂に向かう。


左からの直登コースと合流。

方位石。岩の割れ目が南北方向になるらしい。


山頂近し。


山頂に到着。登山口から1時間50分。


野貝原山、標高719m。登山口からの標高差、約500m。


一休みして、せっかくなので、もう少し先まで行ってみる。


草に覆われたガードレール。かつては車で上れたのだろうか。


立入禁止だが、失礼してもう少し。


道は下り。


視界が開ける。


下から見えた廃屋はもっと先のようだ。工事現場でもあり、無理しないでここで引き返す。


広大な敷地のソーラーパネルは圧巻だ。


山頂に戻り下山する。下山は直登コース。道が不分明だが、マップで確認。


テープあり。落ち葉に覆われた坂は滑りやすい。


谷コース分岐まで戻る。


ひたすら下る。


倒木の多いふもと近くまで下りる。


登山口に戻る。下りは思ったより早く、1時間もかからなかった。


金網に、消えかけた文字で、野貝原山登山口の案内。


バス停に下る。

のうが高原メガソーラー工事現場の矢印。この道を登れば、山頂まで行けるのだろうか。


バスを待つ。日曜日なので、1時間に1本くらい。


夕方の散歩の途中、ゆめタウン廿日市の近くから。野貝原山と極楽寺山。2つとも登った山になったので、すっきりした気分で散歩する。



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