秋吉台は2年半前に、車でカルストロードを走ったが、今回は秋吉台の最高峰である龍護峰に登るために来た。登ると言っても、カルスト台地の丘陵地帯なので、登山というよりハイキングの感じ。急登の青野山の後だが、なんとか持つだろう。秋吉台家族村に到着。ベンチで昼ご飯を済ませる。
昼ご飯を済ませ、13:10、駐車場を出発。
家族村はキャンプ場などもある。
駐車場の前に、龍護峰登山口。
登山道に入る。
スギ林の中、ゆるやかな道を登る。
各所に石灰岩。
ようやく林を抜けると…
眼前にカルスト台地が広がる。
羊の群れのように見える秋吉台のいたるところに突き出ている岩。 あれは地下深くに埋もれていたサンゴ礁の石灰岩が、プレート運動により隆起して外に出てきたもの。 それを示すように秋吉台の石灰岩には、古生代時代に海に生息していた生物の化石が多く含まれているそうです。秋吉台は石灰岩が溶けてできたカルスト大地。石灰岩はおもに炭酸カルシウムという成分からできています。 石灰岩は水に溶けやすいため、石灰岩台地に降る雨は空気中の二酸化炭素を含み込んで弱酸性の水となります。 さらに土の中を通る時にも多くの二酸化炭素を含み、この水が石灰岩に触れると化学反応をおこし、石灰岩を少しずつ溶かしてゆくのです。 それを繰り返し、繰り返しながら、今もこの大地は生き続けています。(秋吉台国定公園のサイトより)
本線から逸れるが、先に西の西山へ向かう。分岐を右に。
向こうに見えるのが龍護峰。(後になって気づいたが、途中まで龍護峰と思い込んでいたピークは、お鉢山だった。)
西山へ向かう。
妙見原への分岐。ここは左に。
植生回復作業のため、妙見原はへは現在通行止め。
妙見原への道。
西山に向かう。少し登り坂。
軽く山歩きと思っていたが、予想以上に登りだった。
各所にある窪地は、ドリーネ。
カルスト台地のあちこちにある地面がすり鉢状にへこんだ所、これをドリーネと呼びます。 カルスト地形はもともとサンゴ礁が化石化して隆起した地形で石灰岩で出来ています。 そのため水による侵食が激しく、鍾乳洞が出来る過程で地表が陥没します。 地表を流れた水は、石灰岩の割れ目から地下にしみ込み、溶食作用が繰り返され、永い間に凹地や鍾乳洞を形成します。 この陥没してできた穴がドリーネで、複数のドリーネが成長し繋がったものがウバーレ、さらにそれが巨大化した低地がポリエと呼ばれています。
秋吉台の散策の際にはドリーネに気をつけてください。落ちたら真っ暗で底は限りなく深いので上がってこれないのです。 散策の際は道に沿って歩き、柵があるところには近づかないように。また、窪みに不自然に蔓草(葛等)があるところにも近づかないようにしましょう。 (秋吉台国定公園のサイトより)
石灰岩がなくなった道を登る。
妙見原を見渡す。カルストロードが通っている。
山頂近く。
西に西山山頂。
山頂と言っても広いので、見晴らしのいい場所を探す。
妙見原からお鉢山へ。
西山から下る。
石灰岩の向こうにお鉢山。
下まで戻る。左は樹林帯、右はカルスト台地だが、毎年の野焼きに寄って、草原が維持されている。野焼きの後で、黒い茎と新緑が混在している。野焼きがなければ、いずれ樹木に覆われるのだろう。阿蘇や由布岳も同じ。
龍護峰の分岐に戻る。
お鉢山へ向かう。
ドリーネ。手前に野焼きの跡。
焼け残った松。
ザ・カルスト台地。
西の西山を振り返る。
カルスト台地をお鉢山へ。
お鉢山。
ドリーネ。後で底無しの危険が潜むと知ったが、近づかなくてよかった。
石灰岩の向こうにお鉢山。
岩の間を登る。
山頂近くの登り。
歩いて来た方を振り返る。
山頂に到着。
お鉢山山頂。
西に見えるのが、龍護峰。
西山から龍護峰へ。
お鉢山から下り龍護峰に向かう。
分岐。左は家族村へ。
直進、龍護峰に向かう。
カルスト台地を登る。
山頂近くの登り。
山頂地帯に到着。
山頂の広場。
龍護峰、標高は425.5m。
西には、石灰岩採掘場。
東にお鉢山。
風が強いので、岩陰で休む。
龍護峰から一望。
龍護峰から下る。
越えてきたお鉢山。
分岐を右、家族村へ。
龍護峰を振り返る。
家族村へ向けて下る。
先ほどから見えた路傍の紫の花。
スミレだそうだ。(植物図鑑アプリ)
カルスト台地が終わり、樹林帯に入る。
この辺も、樹木がないとカルスト台地になるだろう。
ドコモ秋吉台さくらの里に出る。
家族村はこの下の方。
さくらの里を通る。
サクラと石灰岩。
カルスト台地のサクラ。
これもドリーネ?
家族村に戻る。
点在する石灰岩は、日本庭園のようだ。
15:20、駐車場に戻る。
秋吉台のコース。
帰りに、車で少しの距離の、秋吉台展望台に寄る。この建物を見て、前回も来たのを思い出した。
展望台からは、前の建物が視界をふさぐ。
岩の上に上る。
岩の上から見渡す。足元不安定で、一度失敗したので撮りなおす。
前回、歩いた遊歩道。
龍護峰・お鉢山・西の西山。よく歩いた。
展望所で休憩し帰路に就く。
今回の旅のマップ。
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