安蔵寺山。漢字変換だと「あんぞうじ」で出てくるが、「あぞうじやま」と読む。島根県の最高峰。登山ルートはいろいろあるようだが、今回は、標高差のいちばん低い、安蔵寺山トンネル登山口から登る。 安蔵寺山モデルコースがあったので参考にした。
匹見峡温泉 やすらぎの湯のある方から、トンネルを目指して走る。標高1000mくらいまで上がるので、狭い道もあった。天気予報では、津和野地区は晴れマークがあったが、着いた時はこんな状態。霧に覆われ、時折小雨も降る。しばらく待ってみたが、今日の登山は断念し、六日市方面へ下る。
六日市温泉にでも入って帰ろうかと思っていたが、麓では晴れ間が広がる。
このまま登らずに帰るのも惜しい。トンネルから六日市方面への道路は、幅も広く走りやすかったので、引き返し、再度挑戦することにした。187号線から木部谷温泉横を、山側に曲がる。途中の分岐。まっすぐは、モデルコースにある奥谷登山口に向かう道。ただし、現在通行止め? 右に曲がり、トンネル口に戻る。
再び、トンネル口に到着。車は数台停められる。
駐車場から下を見る。
トンネル口右側にある登山口。
上を見上げる。やはり雲が多い。展望は無理かもしれない。
出発は遅れたが、10:40、登山開始。
小さな橋がある。ぬれているので、滑らないように注意して渡る。
しばらく登る。
ほどなく、奥谷登山口からのコースと合流。
笹原の尾根道を進む。
巨樹が倒れている。
ミズナラの巨樹。ナラ太郎の愛称で親しまれていた。樹齢600年ほどだったが、昨年2019年に、倒れているのが見つかった。
安蔵寺山のブナ林。
ブナ林を行く。
高度が上がると、雪が現れる。夜中に降ったものだろう。寒くはないが、解けずに残っている。
道標かと思ったが、切り株だった。
ゆるやかなアップダウン。
山頂まで1.8㎞。
少し下る。
鞍部。芦谷合流点。匹見方面からのコースとの合流地。
登り返す。霧は晴れるどころか、深まるばかり。
雪も増えてきた。
山頂まで、0.9㎞。
引き返そうかとも思ったが、とりあえず山頂までは行くことにする。
安蔵寺中峰。山頂まで、0.5㎞。
ベンチはあるが、座れる状況ではない。
寺屋敷跡。
霧の中を、山頂に向かう。
香仙原への縦走路との分岐。
山頂直下。右は、展望所、高尻登山口へ。山頂は、左のうえすぐ。
安蔵寺山山頂、標高1263.1m。といっても、今日は標高差は200mくらい。
山頂からの景色は、予想通り。
腰を下ろせる場所もなく、立ったまま一服し、下山する。この天候では期待できないので、展望所はまたの機会に。南の高尻登山口からは、標高差800mの直登だが、今度はそこから登ってみよう。展望所はその時に。
足元はぬかるんで、うっかりすると滑って転ぶ。
自分の足跡が残る雪道を下る。
登るときは気が付かなかったが、道標が異なる高さに2通り設置してあるのは、雪の季節を考慮してのこと。下の道標は雪に埋もれるのだろう。
登るとき目印にした大きな倒木を越える。
故ナラ太郎まで戻る。
ナラ太郎にタッチ。冥福を祈る?
トンネル登山口への分岐。左に。
13:30、登山口に戻る。休憩することなく、3時間弱歩き続けた。急登がなかったので、可能だった。
帰りは、六日市方面から岩国経由で。途中、ピュアラインにしきで休憩。
下界は、やはり晴れていた。