2020年11月29日日曜日

安蔵寺山<トンネル登山口> (2020.11.29)

 安蔵寺山。漢字変換だと「あんぞうじ」で出てくるが、「あぞうじやま」と読む。島根県の最高峰。登山ルートはいろいろあるようだが、今回は、標高差のいちばん低い、安蔵寺山トンネル登山口から登る。 安蔵寺山モデルコースがあったので参考にした。

匹見峡温泉 やすらぎの湯のある方から、トンネルを目指して走る。標高1000mくらいまで上がるので、狭い道もあった。天気予報では、津和野地区は晴れマークがあったが、着いた時はこんな状態。霧に覆われ、時折小雨も降る。しばらく待ってみたが、今日の登山は断念し、六日市方面へ下る。


六日市温泉にでも入って帰ろうかと思っていたが、麓では晴れ間が広がる。


このまま登らずに帰るのも惜しい。トンネルから六日市方面への道路は、幅も広く走りやすかったので、引き返し、再度挑戦することにした。187号線から木部谷温泉横を、山側に曲がる。途中の分岐。まっすぐは、モデルコースにある奥谷登山口に向かう道。ただし、現在通行止め? 右に曲がり、トンネル口に戻る。


再び、トンネル口に到着。車は数台停められる。


駐車場から下を見る。


トンネル口右側にある登山口。


上を見上げる。やはり雲が多い。展望は無理かもしれない。

 

出発は遅れたが、10:40、登山開始。


小さな橋がある。ぬれているので、滑らないように注意して渡る。

 

しばらく登る。


ほどなく、奥谷登山口からのコースと合流。


笹原の尾根道を進む。


巨樹が倒れている。


ミズナラの巨樹。ナラ太郎の愛称で親しまれていた。樹齢600年ほどだったが、昨年2019年に、倒れているのが見つかった。


安蔵寺山のブナ林。


ブナ林を行く。


高度が上がると、雪が現れる。夜中に降ったものだろう。寒くはないが、解けずに残っている。


道標かと思ったが、切り株だった。


ゆるやかなアップダウン。


山頂まで1.8㎞。


少し下る。


鞍部。芦谷合流点。匹見方面からのコースとの合流地。


登り返す。霧は晴れるどころか、深まるばかり。


雪も増えてきた。


山頂まで、0.9㎞。


引き返そうかとも思ったが、とりあえず山頂までは行くことにする。


安蔵寺中峰。山頂まで、0.5㎞。


ベンチはあるが、座れる状況ではない。

 

寺屋敷跡。


霧の中を、山頂に向かう。

 

香仙原への縦走路との分岐。


山頂直下。右は、展望所、高尻登山口へ。山頂は、左のうえすぐ。


安蔵寺山山頂、標高1263.1m。といっても、今日は標高差は200mくらい。


山頂からの景色は、予想通り。


山頂のすぐ下にある、安蔵寺観音。

 

腰を下ろせる場所もなく、立ったまま一服し、下山する。この天候では期待できないので、展望所はまたの機会に。南の高尻登山口からは、標高差800mの直登だが、今度はそこから登ってみよう。展望所はその時に。


足元はぬかるんで、うっかりすると滑って転ぶ。


自分の足跡が残る雪道を下る。


登るときは気が付かなかったが、道標が異なる高さに2通り設置してあるのは、雪の季節を考慮してのこと。下の道標は雪に埋もれるのだろう。


登るとき目印にした大きな倒木を越える。


故ナラ太郎まで戻る。


ナラ太郎にタッチ。冥福を祈る?


トンネル登山口への分岐。左に。


13:30、登山口に戻る。休憩することなく、3時間弱歩き続けた。急登がなかったので、可能だった。


帰りは、六日市方面から岩国経由で。途中、ピュアラインにしきで休憩。


下界は、やはり晴れていた。



2020年11月25日水曜日

壱岐<辰ノ島> (2020.11.25)

 壱岐<原の辻遺跡> (2020.11.25)より⇒

 

 勝本港に到着。コースは3通りある。辰ノ島へ上陸のみ、遊覧のみ、遊覧+上陸セット。それぞれ料金が異なるが、2000円のセットコースにした。遊覧が40分、14:10に上陸して、辰ノ島からの帰りは15:10。辰ノ島に1時間滞在できる。当初、14:30しか便がなかったので、遊覧か上陸かどちらかにしようと思っていたが、1時間早まってラッキーだった。


13:30、勝本港を出港。


辰ノ島に向かう。



東側の島は、若宮島。海上自衛隊の警備所が設置されている。


西が、砂浜のある辰ノ島。2島とも無人島。


最初に見えるのがオオカミ岩。


中央の、左にとがった岩。


海の色がきれいだ。


運がいいと、宙船(そらふね)が見えるらしい。

辰ノ島観光船HPより)


岸壁にたくさんの洞窟。



隣の若宮島に船。自衛隊のものか。山頂にアンテナ塔。


辰ノ島と若宮島の間は、アブラメ瀬戸と言って、潮の具合で航行可能だが、今日は潮位が低く渡れないので引き返す。


辰ノ島の堤防を回りこみ、島の西側、外海に出る。急に海の色が変わる。


辰ノ島の西側はそそり立つ岸壁。


幾層もの薄い地層の重なり。


名前が付いていそうな岩だが、よくわからない。マンモス岩というのがあるのだが、それには見えない。

 

辰ノ島の西岸を行く。


蛇ヶ谷付近?


羽奈毛埼?


船は、断崖の間近を航行する。


上陸したら、この上に立てるのか。


帰りに、通り抜けの洞窟近くで、もう一度、船の速度を落としてくれた。一瞬、向こうが見えた。


遊覧は終わり、辰ノ島に上陸。下りたのは自分と、若い男女のみ。多くはそのまま帰っていく。


船着場は砂浜から少し離れたところにある。


きれいな色の海を眺めながら、遊歩道を進む。


途中にあった、海豚(イルカ)の供養塔。


砂浜に到着。


海水浴シーズンは、人が多いだろうが、シーズンオフで、足跡一つない無人島。


足跡を付けるのが申し訳ない。


砂浜を一望する。


海水浴用の休憩所とトイレ・シャワー。

 

休憩所の横に上に登る道がある。


滞在時間が1時間なので、急ぎ足で登る。15:10の便に乗り遅れても、16:10があるのだが、レンタカーの返却時間、壱岐からの帰りの船の時間など考慮すると、15:10に乗りたい。


上に続く遊歩道。


砂浜を見下ろす。


断崖の下。


南方向の断崖。先ほど、あの下を船で通った。

少し下る。向こうに見えるのが羽奈毛埼。


対馬方向の海。対馬も行ってみたい島の一つ。


蛇ヶ谷。


海の浸食によってできた。


羽奈毛埼に向かう。


羽奈毛埼。

絶壁の下。

 

羽奈毛埼の先端。


羽奈毛埼から見た北側の断崖。


一望する。


蛇ヶ谷。羽奈毛埼から下る。


鬼の足跡。蛇ヶ谷の案内があった場所の反対側。


ここからは洞窟が見える。先ほど、海から垣間見たもの。


昨日行った牧崎公園にもあったが、ここはもう一つの片足の跡。踏ん張って鯨を撮った時にできたという伝説による。どれだけ大きな鬼なのだろうか。


浜辺に向かう。


浜辺に出る。


辰ノ島も2つの島が連なっているが、これはその連結部。砂州ではなく、岩を敷き詰めた感じ。


海水浴場の砂浜に戻る。


14:30の船が、遊覧に向かっている。帰りは、あの船がここに寄ってくれる。


船着場に向かう。


早いペースで回ったので、20分前には船着場に戻った。おにぎりを食べながら船を待つ。


帰りの船がやって来た。無事。予定の便で帰れる。来るときも一緒の船だったおじさん、海水浴場の施設の管理をして、ディーゼル発電機の軽油を運んでおられた。15:10の船に間に合うように、小走りで向かっているが、足がつったと船長に連絡あり。おじさんを待って、船が出る。自分が足を気遣うと、御親切にも、名物のイカを(名前を忘れたが、辰ノ島の浜でカラスが死骸をついばんでいた、大きな種類のイカ)を持って帰るかと、言われる。残念だが、持って帰ることができないので、丁重にに辞退した。


辰ノ島を後にする。


港に戻る。


予定通り、16時前にレンタカーを返す。港まで送ってくれるというが、高速船の時間まで小1時間あるので、歩いていく。


対岸に、昨夜停まったホテル。


郷ノ浦大橋の下に、渡良三島へのフェリー乗り場がある。


郷ノ浦港でしばらく待ち、16:55のジェットフォイルで博多に帰る。


壱岐を後にする。


玄界灘に夕日が沈む。島旅の終わりは、いつも物悲しい。


博多港に戻る。


港の前の波葉の湯でひと風呂浴びる。


バスで博多駅に戻る。駅前は、大イルミネーション。


実は、一昨日、夕食に駅地下で博多ラーメンを食べた。そのとき、近くに一人でも入れる、もつ鍋屋があった。今日は、それを食べて帰ろうと思ったが、店がなかなか見つからない。ようやく、発見?したがあいにく満席。残念だが、隣の店で、ゴボ天うどんを食べる。念のため、この食堂街は「エキナカ食堂 博多1番街」。一人でも気軽に入れる店が多いので、次回のため、メモしておく。


今回訪れたスポット。赤が1日目、オレンジが2日間。壱岐を縦横無尽に走り回ったのが分かる。