一度行ってみたい美術館がある。滋賀の山中にあるMIHO MUSEUM(ミホムージアム)。作品よりも、桃源郷をイメージして建設された、そのロケーションに惹かれる。そして、琵琶湖バレイ。スキー場だが、グリーンシーズンは琵琶湖を見渡す絶景とハイキングができる。1日目はMIHO MUSEUM、2日目に琵琶湖バレイ、1泊2日の旅にした。
新幹線で京都まで、京都からJR琵琶湖線、石山駅で下車。JRと京阪電車の乗換駅でもある。
MIHO MUSEUM行のバスは、平日は1時間に1本くらい。しばらく待つ。
石山駅から50分でMIHO MUSEUMに到着する。
周囲は紅葉がきれいだ。
レセプション棟に向かう。
MIHO MUSEUMのページより。右下が到着したところ。中央上が美術館。
美術館に向かう。
両側は枝垂れ桜。春にはきれいだろう。
トンネルに入る。
トンネルを行く。
トンネル出口。
橋を渡る。
美術館に到着。
1997年にオープン。設計は、フランスのルーヴル美術館のガラスのピラミッド、ワシントンのナショナルギャラリー東館などで世界的に知られるI.M.Pei氏による。設計のテーマは桃源郷。道に迷った漁夫が仙境の楽園―桃源郷を見つけ出すという、陶淵明の「桃花源記」に描かれた物語を、信楽の地に実現しました。美術館本館は、「自然と建物の美術品」「伝統と現代」「東洋と西洋」の融合をテーマに、建築容積の80%以上を地中に埋設し、建物の上にも自然を復元しています。(滋賀・びわ湖観光情報より)
現在、コロナ対策で完全予約制。10~11時入館のチケットを予約しておいた。
美術館のフロアマップ。B1Fと1Fは世界を各エリアに分けて展示してある。2Fは特別展示。
B1F。西アジア・ギリシャ・ローマ・南アジア・中国・西域。
作品を鑑賞。もちろん撮影不可。
外から写せるところだけ。南アジアエリア。
1Fへ。1Fはエジプトのみ。
エジプトエリア。
2F展示室に向かう通路。
2F展示室。現在は「MIHO MUSEUMコレクションの形成:日本絵画を中心に」と銘打って展示がされていた。
2Fの中庭。
2Fから1Fを見下ろす。
入り口に戻る。
美術館自体が、山の中、緑に埋もれて存在する。遠くに見えるのは、神慈秀明会の建物。
神慈秀明会はMIHO MUSEUMの設立者小山美秀子(こやまみほこ)が1970年に発足させた宗教団体。MIHO MUSEUMもその活動のひとつ。
美術館を出る。
来場者も少し増えてきたようだ。
トンネルを歩いていると、電気バスが通って行った。
レセプション棟エリアに戻る。
レストランは休業中だった。
紅葉に覆われた駐車場。
緑の中をバス停に向かう。
バス乗り場は、下りたところと別の場所にある。
きれいな待合室。誰もいない。石山駅に戻るバスもあるが、今日は、12:20のバスで信楽に向かう。
信楽行の小型バス。乗客は、自分を含め2人だった。
約20分で、信楽高原鐵道信楽駅に到着。
駅前には大きなたぬき。
陶芸の森と信楽陶苑たぬき村くらい行けたらいいと思うが、ほとんど調べて来なかったので、駅前のマップを確認。たぬき村は遠いようだ。
陶器の七福神が並ぶ。
駅前の橋を渡る。
橋の上から。のどかな田園地帯。
たぬきがお出迎え。
窯元散策路の案内図。
神社がある。
入り口に陶器の獅子。有田でも同じようなものを見た。ただ、信楽焼は陶器(粘土)、有田焼は磁器(石)である。
新宮神社。
神社の横のろくろ坂を行く。
ろくろ坂を登る。
坂を登ったところにある、Ogama(おおがま)。カフェとショップ、陶芸教室がある。
登り窯は役目を終えたもの。
登り窯を下から。ここから、散策路の別ルートを行くか、陶芸の森に行くか迷うが、陶芸の森に行くことにする。
途中の陶芸センター。
たぬきの群れ。
巨大たぬき。
滋賀には多い、とびだし坊や。
なんの造形物だろうか。後で調べたら、登り窯をイメージした信楽シンボルモニュメントらしい。
信楽陶芸の森に到着。歩いてくる人はいない。スポットを回るのに、レンタサイクルという方法もあったが、準備不足。
園内マップを確認。うえからの見晴らしが良さそうなので、とにかく上の方へ行く。
園内マップ。
(陶芸の森より) |
太陽の広場。
色づいたメタセコイア。去年は、名古屋の東山動物園で見たのを思い出す。
ダイエット階段なるものを登る。
登ったところまでの消費カロリーが書いてある。
いっぷくべんち。「長い階段、ひらにご容赦願います」
階段の上に陶芸館。
見晴らしのよさそうな塔がある。
風の塔。中には入れなかった。
陶芸の森の最高地点、星の広場まで登る。
創作陶芸が並ぶ。
広場の先から。
作品「炎の人」。
作品「情景」。
この休憩所も作品、「風と星」。
ダイエット階段を下る。
太陽の広場に戻り、南回りで下る。
登り窯。木戸は手動で開けた。
戸を開けて撮影。
少し下って…
穴窯。
戸を開けて撮影。
陶芸の森を後にする。
たぬき村は徒歩では遠いので、信楽駅に戻ることにする。途中、廃業したレストランの前に仏像。
信楽駅に戻る。急ぎ足で回った。陶芸が趣味の人、NHK朝ドラ「スカーレット」(信楽が舞台)を見た人は、もっと詳しく見て回れるだろう。
信楽駅のホームには、たぬきが並ぶ。(なお、信楽鐵道では、1991年、死者42人を出す列車衝突事故が起きている。)
1時間に1本の便だが、5分待ちで、14:54の貴生川行きの列車に乗ることができた。これなら、16時30分までが入館時間の、甲賀流忍術屋敷にも行けそうだ。
貴生川でJR草津線に乗り換え、甲南駅で降りる。
駅から歩いて20分くらい、忍術屋敷に向かう。
荒涼とした甲賀の里。
さすが忍術屋敷、探すのに苦労したが到着。建物は、江戸時代元禄年間(1688~1704年)に建てられた望月氏本家旧邸。
望月氏:甲賀忍者を世に知らしめた出来事が、長享元年(1487年)の鈎の陣です。幕府の命に背く佐々木六角高頼討伐のため将軍足利義尚自ら大軍を率いて近江に来攻した時、甲賀武士団は佐々木六角氏に助勢し、山中でさまざまな奇襲攻撃をかけ、時には夜陰に義尚の本陣に迫って火や煙を放つなど、佐々木六角氏を助けた戦いです。これを機に、望月氏をはじめとする甲賀武士団の神出鬼没の戦術やその高い戦闘能力の印象が、「甲賀忍者」と呼ばれるようになり、その後戦国時代には、各戦国大名を影から支えていきました。(忍術屋敷HPより)
入館料は600円と高め。約10分、忍者も飲んだという秘伝のお茶を飲みながら、ガイダンスのVTRを見て館内を見学。
からくり戸。各コーナーに音声ガイダンスがあるのでわかりやすい。
からくり戸の側に落とし穴。
からくり戸を反対側から。
3通りの隠し扉。
忍者が使用した道具の陳列。
刀などの陳列。
狭く急な階段を伝って、2・3階に行くことができる。
2階の天井は低い。立っては歩けない。中腰のまま。忍者の見張り窓。見学者は自分ひとりだろうと思ったが、ソロ旅女子が上がってきた。
警報用の鳴子。
1階からの縄梯子にぶら下がる人形。
3階に上がるが、撮影に失敗したので、忍術屋敷HPより借用。3階は屋根裏で、立って歩ける。
3階から2階へ下りる通路。
2階から1階に下る階段。
1階に戻る。
見上げると忍者。
忍術屋敷を後にする。甲賀には、忍術屋敷の他に、忍術村がある。こちらはテーマパーク風で、家族連れでも楽しめるようだ。
日が傾いた甲賀の里を、甲南駅に向かう。
甲南駅から、京都行に乗り、石山駅前のホテル(レイアホテル大津石山)に向かう。
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