2020年12月20日日曜日

高松山 (2020.1220)

 これまで可部の山は、可部冠山と堂床山、それと福王寺山に登ったことがある。今日登る高松山は、登山口もJR 可部駅から近く、標高差も300mくらいで手軽に登れる山である。そして、中世戦国時代の山城の跡もある。

 

午前9時前、JR可部駅で下車。東口に出る。

 

駅の東側を流れる根の谷川に架かる橋を渡る。橋の上から。後方に見えるのが高松山。


高松山の登山口は川沿いに北上するとあるが、その前に、寺山という低山に登って行く。階段を登る。


遊歩道が整備されている。


周回路もあるが、まっすぐ登る。


 

 周回路との分岐。上にまっすぐ。


右が周回路。左の道を山頂へ。


寺山山頂。山頂と言っても標高100mくらい。景色はいい。


可部市街。


太田川の向こうが広島市。


高松山に向かう。

 

急な階段を下る。

 

前方に見えるのは、寺山公園。

 

歩道橋を渡り…

 

公園を横切り…

 

可部高校の前から、さらに下る。高校生が登ってくる。学生さんは登校時にはいつもこの階段を登ることになる。


高松山登山口に向かう。


正面の可部冠山あたりは雲に覆われて見えない。


高松山登山口。


登山開始。

 

墓所の中を通る。黄色い印は登山道の意味か?


合同墓。2014年の土砂災害で墓石が流出し、その後、建てられたもの。


鳥居をくぐる。


砂防堰堤。平成27年とあるから、災害翌年、2015年にできたもの。


このへんの道は災害後にできた道。


山に入る。


登山道の標識あり。


石列と石垣で区切られた平地。かつての屋敷跡にみえる。


「この先 登山危険!」。右の尾根道を行くように案内があった。


尾根道コースを行く。


やや急登。


尾根道。


左は谷。危険コースは谷コースだろう。スマホのマップで見ると、登山道は谷コースを示している。


岩が増えてきた。


やや急登。


視界が開け、小ピークに出た。


ピークから、北に高松山。

南に、寺山が見える。


ピークを越え、高松山に向かう。


とても小さなプレートで、登山道の標識があった。

 

岩道を登る。

 

各所に、平らな場所があるが、山城の曲輪の跡だろう。


石の段を登る。


また曲輪跡。


ここは与助丸。


急登を登る。


巻き道をしばらく進む。


高松神社に到着。


神社前の道。もともとのコース、谷コースはここに出るのだろう。

 

山頂まで50m。

 

やや急登。


本丸か?


二の丸だった。


少し登って本丸に到着。


高松城跡。熊谷氏の山城跡。

高339メートルの高松山の山頂付近に、熊谷氏の城跡があります。「本丸」「二の丸」「馬場」「与助の丸」「明堂寺」など規模の大きな城郭の跡が明らかです。そのほか東・西・南の尾根には、階段状の郭が判ります。熊谷氏が三入ノ庄の地頭として大林の「伊勢ケ坪」に鎌倉時代初期(1221年)に最初の城を築き、年月を経て勢力を拡大して戦国時代の初期に高松城を構えたのですが年代の記録は見つかっていません。守護であった武田氏から離れて毛利氏の配下となり、格別の重臣となっていきました。領域も三入ノ庄をはるかに超え、戦国時代の半ばには南原川の下流の「横川合戦」(1533年8月)で旧主の武田氏に勝利し、毛利氏とともに広島城下に移り、さらに長門の萩へと毛利氏と行動を共にしました
     高松山は眺望が実によくて、三入ノ庄のほぼ全域が眺められるとともに可部 ・ 亀山も眼下にあります。さらに広島市の中心部や広島湾の一部も臨まれます。(三入学区連合自治会より)



高松山、標高339m。


山頂から北方向。


可部冠山は雪を頂いている。


南方向。左から、松笠山、牛田山。瀬戸内海、似島も見える。


西方向。右が福王寺山、その背後に牛頭山。左が、螺山(にしやま)。


本丸は東に伸びる。本丸を探検。


一度下っている。


堀切の跡だろう。


堀切の向こうは、鐘の段跡。敵襲来を知らせる場所。


本丸に戻る。


木々の間に、堂床山と可部冠山。


高松山から下山する。


下山は右へ。登りではこの分岐は見えないので、うっかりすると間違えるパターン。


左には井戸跡があった。


小ピークまで戻る。


後で行く、山陽マルナカ辺り。満点の湯がある。


尾根道を下る。


木陰に鹿を発見。


墓所の見えるとこまで下りてきた。


11:20,下山。

 

橋を渡って市街地に向かう。


登ってきた高松山。


満点の湯で風呂に入って帰る。可部の登山では毎回寄っている。露天・サウナなしの基本入浴(内湯)が450円で入れるので重宝する。


今日のマップ。


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