2020年12月17日木曜日

佐柳島 (2020.12.17)

 島歩き、今回は香川県の佐柳島。今年4月に訪れた高見島の北に位置する島である。1泊して、2日目は坂出の里山に登って帰る。最初、2日目も佐柳島の隣の手島を訪れるつもりだったが、離島を2日続けるのも変わり映えしないし、船の時間も乗り継ぎがあったりで面倒なので変更した。

 

岡山から高知行特急南風で多度津駅まで行く。

 

港までは歩き。正面に高台が見える。

 

船の時間までかなりあるので登る。展望所から、今年7月に登った飯野山

 

多度津港と、沖合に見えるのは高見島。佐柳島はその向こう。

 

9:05の船に乗る。帰りは佐柳島を15:25に出る便が一番早い便。島に5時間以上滞在することになる。


 
途中、高見島に寄港し、約50分で佐柳島に着く。

 

ほとんどは島民の方、観光客は他にいないようだ。


さっそくネコたちがお出迎え。佐柳島は、最近、ネコの島として知られている。

 

船が着いたのは、佐柳島の本浦地区。まず、南に向かって歩く。


最初に行く予定だった大天狗神社は、イノシシ出没のため立ち入り禁止になっていた。


島の数少ない商店、山路商店。「桟橋にいってます」の札が下がっていた。


両墓制の墓。これは、墓参用の詣で墓。


隣に、埋葬用の埋め墓。


大きな岩は、くじら岩。

 

くじら岩の先は行き止まり。

 

くじら岩の上に立って、粟島

 

高見島。

 

くじら岩の上から一望する。


港方面に戻る。風が吹き、体が凍える寒さ。

 

戻る途中、山路商店ではネコが食事中。商店のおばあちゃんがエサを与えている。笑いながら「もらって帰ってよ…」と語る。餌やりも大変なようだ。


港を過ぎて、島の北側に向かう。


堤防の上に猫。佐柳島が「ネコが飛ぶ島」として紹介されるときに使われる写真はこの場所だろう。しばらく待ったが、ネコは飛ばなかった。


「ネコが飛ぶ」写真はこれ。

ジモコロより)

八幡神社の鳥居。

 

八幡神社。

 

鳥居の向こうに小島。

 

神社の前に、本浦の砂浜。


北に向かって歩く。

 

餌がもらえると思って、付いてきたネコのフォロアーたちを振り切る。


海岸を歩きながら、手島。手前は、小手島。

 

神社の前から見た小島。島の名前も小島である。


手島と小島の間に見えるのが、2019年1月に訪れた讃岐広島。島向こう、左が倉敷、右が坂出。


廃校らしき建物がある。

 

廃校を利用したネコノシマホステル。現在休業中。


裏側にお邪魔させてもらう。職員室。


反対側、資料室や図工室。


校舎から海を覗く。


ネコノシマホステルの隣はキャンプ場になっている。夜はうろつかないようにとの警告。


遠くに見えるのが、佐柳島のもう一つの集落、長崎地区。


長崎地区に到着。2便に1回くらい船が寄港する港がある。右の建物は待合室。


佐柳島長崎港。

 

穴太寺の横を通り…

 

海岸線を北端に向かう。

 

本浦ほど多くはないが、ここにもネコ。

 

長崎地区の詣で墓。

 

埋め墓。

 

埋め墓と詣で墓、両墓


佐柳島の北端まで来た。

 

地図の一番上にいる。


流木の後片付けをしている。


その側を通り、もう少し先まで行く。島の西側、さらに道はありそうだが、ここで引き返す。


島の北端から、今年2月、スイセンを見に行った六島


2018年4月に訪れた真鍋島


小手島と手島。


六島から手島を一望する。

 

帰ろうとしたら、先ほど出会ったネコが待っていた。エサが欲しいのだろうが、手持ちの食料も少ないし、今与えてればずっとついてくるだろうから、我慢する。この後、長崎地区を出るまでずっと付いてきた。


移動スーパーの案内。島の人たちの買い物はどうするのだろうと思っていたが、週に1度毎週月曜日に来るようだ。


本浦地区に戻る。島のネコたちの将来について考える。島の人口は70人弱。高齢化率は90%以上。遠からず無人島になるだろうが、ネコたちのエサはどうなるのだろうか。


遠くに飯野山が見える。近くに同型の小島。飯野山と小島のツーショット。


弁当を広げる場所に悩んだ。ずっと寒かったので、風のない場所で、ネコがいると寄ってくるので、ネコのいない場所… ということで本浦の砂浜で食べる。


佐柳島の最高峰、高登山。標高は248m。大天狗神社の参道から登れるようだが、現在は立入禁止なので登れない。

 

本浦地区に戻る。時刻は12時半。帰りの船まで3時間もある。離島歩きの場合、この待ち時間が難関だ。特に今日は寒い。

 

待合室の前。ここがネコのたまり場。「ネコを見に来られたかたへ」の掲示板がある。観光客もエサを与えていいが、エサのやり方についての注意事項が書いてある。ネコたちにとって、人はエサをくれるものだという認識が出来上がっている。歩いていると、猫なで声で寄ってくるのはそのためだろう。ただ、じっと待つネコ、寝転がって従順さを示すネコ、どこまでも追ってくるネコ… 様々なタイプがあった。追ってくるネコも、テリトリーがあるのだろう、あるところまで来ると、追って来なくなる。

 

港の周りを散策? というより、時間つぶしでうろうろする。逆さバイク? 何のため?


また北側に歩く。ネコの後ろは讃岐広島。


背景に小島。


堤防に3匹並ぶ。


また、待合室に戻ると、ネコが食事中。待合室に入り休んでいると、おじいさんが入ってきた。ネコにエサを与えた方だ。島のネコについていろいろ聞く。かつて、島がにぎやかで漁が盛んだったころ、漁師たちが買い始めたのがきっかけとか。その頃は、帰ってくる船からおこぼれの魚が豊富にもらえた。現在はエサ代もばかにならない。待合室の中には、エサ代募金箱があった。募金する。


自分もエサをと思い、昼ご飯で残ったカニカマを与えたが、あまり食べなかった。ネコの背後は高見島。


待合室横のネコの彫刻。


やっと帰りの船に乗る。この便は、いったん長崎港まで行き、長崎港15:05発で、引き返して来るだが、乗降客がいないのか、長崎港には行かず、そのまま本浦港で待機した。確かに、長崎港から乗船する気配はなかった。もし、自分が長崎港で待っていたら、乗れただろうか。


歩き回った佐柳島を後にする。

 

佐柳島の全景。

 

航路の東側に高見島。

 

西側に粟島。


今年8月に訪れた志々島

 

16:15,多度津港に戻る。佐柳島の北端で作業していた車も乗っていた。


多度津からJR予讃線で坂出まで。坂出駅北口から、西回りの市内循環バスに乗る。先払い、一律100円。40分に1便、運航している。

 

坂出北インターバス停で下車。このうどん屋で晩ごはんのつもりだったが、売り切れのため閉店。仕方なく、すぐ前のローソンで弁当を買ってホテルに向かう。うどん屋の向こうに見えるのが、今日の宿、坂出プラザホテル。まだGotoトラベルの対象で、宿泊費2600円。さらに地域限定クーポン1000円がついてくるので、それを明日、コンビニなどで使えば、実質1600円の出費で済むことになる。


⇒角山<坂出> (2020.12.18)へ

 

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