今まで、福岡県の山にもたくさん登ってきたが、もう一つ残っている山がある。福岡県で一番登山者の多い宝満山。太宰府天満宮の裏にそびえる山。登山コースはいろいろあるが、今回は、太宰府天満宮から出発し、竈門神社を経由して登る正面登山道を選んだ。2日目は、唐津でレンタカーを借りて、名護屋城跡他を巡る。
新幹線で博多まで。JRで二日市まで行き、西鉄に乗り換えて大宰府駅で降りる。8:50、出発。
商店街を通り、大宰府天満宮に向かう。
心字池に架かる太鼓橋。
太鼓橋を渡り、御本殿に向かう。
楼門。
飛梅と御本殿。登山の無事を祈願し参拝。2019年10月にも、一度参拝しているが、その時は登山ではなかった。
御本殿の裏から竈門神社へ。
天開稲荷社へ向かう道。
天開稲荷社の鳥居。
天開稲荷社へは登らずに、下のトンネルを通る。宝満宮参拝隧道。宝満宮は竈門神社のこと。
竈門神社まで1.5㎞。
途中に見える宝満山。
竈門神社の下に到着。
本殿へ。
けっこう長い石段。
竈門神社本殿。ここも参拝。
絵馬なども販売している、お札お守り授与所。
その奥のテラスからの景色。
たくさんの絵馬が並ぶ。
ここは「鬼滅の刃」の聖地。
竈門神社を抜けて登山道へ。
木に覆われた鳥居。ここが入り口。
登山道に入る。
宝満山まで2.8㎞。
造化にも見えるきれいなキノコ。
いったん林道に出て、しばらく林道を行く。
分岐を左に。
「登山者の皆様へ 上を下のため池から上陸して、今年も登ります… 子ガエル一同」。登山者をカエルに例えているのだろうか。この時点では、その意味が分かっていない。
しばらく平坦な道を行く。
ため池がある。
V字の道に入る。
カエルは比喩ではなく、1㎝くらいの子ガエル(ヒキガエル)の大群が、1ヵ月かけて山頂まで登るそうだ。足元に注意するようにとのこと。
カエルがいた。実際に登っている。
ヘビも登山? あるいは、カエルを狙っているのか。
ここは林道を横切る。各所に立っているプレートには、子ガエルを見た日付が書かれている。「ヒキガエルを守る会」の方が、観察を続けている。
石の多い道。
林道終点。標高は338m。
ここまで車で来ることもできる。
石の道を登る。
2合目の一の鳥居。おそらく、最初の鳥居からの合目だと思う。
階段を登る。
3合目。休堂跡。
水場がある。ここで一休み。今日もすでに暑い。ここまで涼しい早朝に登って下山する人たちに出会った。自分は電車で来たので、いちばん早くても9時前出発になる。
眼鏡の忘れ物。風師山でも見かけたが、意外と多い。
先を登る男性。先ほど水場で少し話した。今年、定年退職し、山登りを始めたそう。確かに、コロナ感染が始まって、登山者は増えている。近いうちに四国の山に登りたいとのことで、石鎚山を勧めた。
4合目を過ぎた曲がり角の休憩所。
ネットで見た救急箱がある。
左はハシゴ、右は迂回路。
ハシゴを登る。
石の階段が続く。
宝満山まで1000m。
5合目の殺生禁断碑。
少し上の展望のいい場所からの景色。
6合目の過ぎたあたり、百段ガンギ。ガンギとは雁木のこと。階段を意味する。
数えながら登る。
登り切ったが、百段に満たなかった。数え初めの位置を間違えたのか。
百段ガンギを登ったところが、西院谷。この廃墟は松屋百貨店の社長が紀元二千六百年(1940)を記念して建設を計画した岩窟ホテルの跡。完成には至らなかった。
中には窓のようなものが。
閼伽の井という水場。宝満山の神仏に奉献する水を汲んだ。
少し登って、芭蕉の句碑。「世の人の 見附けぬ花や 軒(のき)の栗」
ようやく中宮跡に到着。標高は720mくらい。先が見えてきた。
竈門山碑。ここは講堂や鐘楼、法華塔などがあり、山伏の修法の中心地だった。
中宮跡から山頂に向かう。
分岐。正面の階段は男道。山頂へ続く。右は女道、キャンプ場経由で山頂へ。
右のキャンプ場方向へ。
「山は登るのではなく 奉仕の念をもって 登らせてもらうんだ」。1200回の宝満山登山を最後に、44才で他界された宮原氏の言葉が刻まれている。
名前がかすれて読めないが、巨石。
愛敬(あいけい)の岩。目を閉じて歩いてたどり着けば、願いが叶うという、恋占いの岩。
名前はないが、カエルにも見える巨石。
石垣。
宝満山楞伽院山荘(りょうがいんさんそう)。トイレや水場がある。元々、宝満山キャンプセンターという呼び名だったが、キャンプブームと鬼滅の刃ブームで、竈門神社に問い合わせが殺到し、改名されたらしい。
楞伽院山荘から山頂へ。
巨岩が現れる。
分岐で女道を選んだのは、この巨岩を登って山頂に行くため。
このところ鎖場で挫折や回避を重ねていたので、今日は敢えて鎖場のあるコースを選んだ。左は下る人。足場もあり、比較的楽なようだが、この鎖で登る。
なんとか無事登る。意外と短かった。
さらに鎖が続くが、ここからは階段。
この階段を登ると山頂…
0 件のコメント:
コメントを投稿