日振島は、藤原純友の拠点があったことで知っていたが、ネット動画で、平将門を主人公にしたNHK大河ドラマ『風と雲と虹と』を見て、緒形拳扮する藤原純友が印象的で、一度訪れたいと思っていた。
日振島への船が出る宇和島新内港。
宇和島近辺の島々を結ぶ航路は2つある。左が日振島へ行く高速船「しおかぜ」。右は別航路を走る「あさかぜ」。
やはり、1日3便。1便で行き、2便で帰る。料金は片道2080円。怒和島と同じ料金。1便は夏季と冬季があり、3月は冬季なので、6:30に出港する。
(盛運汽船のサイトより) |
前回の旅で行った遊子水荷浦の段畑の横を通り、戸島の先端を曲がると、日振島が近づく。
日振島の能登港に到着。
これといって観光ポイントはないが、能登(のと)から南の喜路(きろ)まで歩き、帰りは喜路から船に乗る。能登から喜路は11㎞くらい。歩いて3時間弱はかかるだろう。途中の明海(あこ)に藤原純友記念碑がある。
(日本の島へ行こうより) |
船は、次の港、明海に向かう。
グーグルマップで見ると、あの谷間に反対側の海に行く道があるように見える。
やはり道があった。
堤防から下には降りれない。
遠く、かすんで九州が見える。
能登から明海に向かう。
先ほど来るとき、船から島の中腹に道があるのが見えたが、ゆるやかなアップダウンを繰り返すことになる。
日振島の北の沖ノ島。
日振島の南方向。
東に、昨日行った八幡浜大島が見える。2つの島の連結で形が分かりやすい。
沖の島から日振島の南へ。
山の中腹を道が続く。
能登と明海の間の一番狭い個所。
宇和島方面。
九州方面。
展望所になる場所がある。
周囲を一望する。
道が少し狭くなり、展望もなくなる。
あの山の向こうが明海地区。
下の方に道があるのが見える。
キャンプ場入り口があった。
途中追い越した車が停まった。役所の人らしい中年女性が心配して声をかけてくださった。「歩きに来たの大丈夫です。」とお礼を言った。
トンネルに入る。
トンネルを向けると視界が開けた。海水浴場のようだ。
海岸に腰を下ろし一休み。目の前は戸島。
もう一つトンネルがある。
トンネルを出ると、明海集落。日振島には3つの集落があるが、明海が中心のようだ。
日振島神社。
沖合に養殖場があるのだろう。カモメが群れ飛ぶ。
明海の乗船場。
日振島にきた一番の目的である藤原純友の記念碑を探す。このマップを参考にする。ちなみに、グーグルマップで「藤原純友記念碑」を探すと、能登から明海に向かう道の途中を示した。「純友公園」で正しい場所を示した。きちんと調べておいてよかった。
入り口が分からずしばらくうろうろする。大きな犬にほえられる。やっと純友公園の案内のある路地を発見。
純友も使ったという「みなかわの井戸」。
ポンプがあるので現役のようだ。
ここから登る。
道は荒れている。
途中の中間地点。明海集落を見下ろす。
標高80mくらいまで登る。
藤原純友記念碑。
城跡なので奥に続く。
当時は何と言ったのか知らないが、本丸跡。
反対側には堀切がある。
さらに道は続くが、城跡なのか道なのか分からないので引き返す。
本丸の前から記念碑。
記念碑の裏は石段状になっているので上がる。
明海から喜路に続く道。
あの先端、尾島?を回って喜路に続く。
純友公園から下る。
登り口の分岐。さっきは右から登った。直進してみる。
ここに出た。左が登った道。右2つ目が出てきた道。
喜路に向かう。
日振島小学校。現在の生徒数8人。卒業後は島を出て、宇和島市内に寄宿し中学校に通うらしい。
グラウンド。
小学校の背後の山に純友公園がある。
明海と喜路の間の、いちばん狭い個所。
宇和島方面。
九州方面。
日振島の北側。
作業中の、地元シニア男性と少し話す。
道はまた登り坂。
先は長い。
満開の桜。
さっき通った狭路。
さらに登る。
あの岬を過ぎれば喜路地区。
明海地区が見える最後のポイント。
岬の根元を通過する。先まで行く道はなかった。
日振島の東の横島(無人島)。
喜路地区へ下りる。
下ってきた道。
喜路地区に到着する。
喜路の乗船場。時刻は11:10、能登を出発して約5時間。
待合所もある。
八坂神社。
時間が後1時間くらいあるので、少し先まで行ってみる。道に横たわる2匹のネコ。
ここで行き止まり。引き返す。
長い石垣の堤防。
先ほどのネコの1匹が、テトラポットにいる。2匹が激しくやり合う音がしたので、もう1匹とたもとを分かったようだ。
児童公園のベンチで船を待つ。
帰りの船に乗る。帰りは、明海と能登に寄港して宇和島に向かう。
日振島を後にする。歩いた道が見える。
沖ノ島を通過し宇和島に向かう。
13時過ぎ、今日も無事戻ることができた。
時間があるので、港から歩いて約20分の天赦園に寄る。
入園料500円。庭園に入る。
庭園マップ。
(宇和島市観光サイトより) |
宇和島藩主伊達家の大名庭園。
春雨亭。
美形の松。
周囲を一望する。
淡竹。
池に映る、空と雲。
白玉藤の橋。
時期にはきれいだろう。
その写真。
池に映る橋。
東屋。離島の旅を振り返りながら、ゆっくりしようと思ったが、宇和島発松山行の電車の時間を調べると、直近が14:46。15時台の特急がない。特急だと1時間半だが、普通だと3時間以上もかかる。早めに切り上げて帰ることにする。
枯川。
池の方から春雨亭。
天赦園を出る。
伊達博物館が隣接するが、今日はパス。
宇和島駅に戻る。
特急宇和海で松山に向かう。後はいつものように、松山観光港から広島へ。ただし、GWまでは高速船のスーパージェットは減便ダイヤで、便が少ない。帰りもフェリーに乗る。自宅に着いたのは午後10時前だった。
今回の旅のマップ。
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